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総合企画センター大阪、ヨーグルト・乳酸菌飲料市場について調査結果を発表
ヨーグルト・乳酸菌飲料市場について調査結果を発表
この程、マーケティングリサーチ会社の総合企画センター大阪(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、ヨーグルト・乳酸菌飲料市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
●2014年度のヨーグルトと乳酸菌飲料の市場規模は、前年比2.8%増の5,130億円
●企業別では、明治がトップ
●機能別では、免疫力向上が大きく伸長
■2014年度のヨーグルトと乳酸菌飲料の市場規模は、
前年比2.8%増の5,130億円となった。
・2014年度のヨーグルトと乳酸菌飲料の市場規模は、前年比2.8%増の5,130億円となった。
・分野別では、ヨーグルトが4,269億円、乳酸菌飲料が861億円となった。
・ヨーグルトは、プロバイオティクスヨーグルトとドリンクヨーグルトが好調に推移し、前年比3.3%増となった。
・乳酸菌飲料は、プロバイオティクスなどの機能性を訴求した商品が好調であったが、前年比0.3%増と微増にとどまった。
・2015年度は、全体で前年比6.0%増の5,436億5,000万円となる見込み。
・分野別では、ヨーグルトが4,515億5,000万円、乳酸菌飲料が921億円の見通し。
・ヨーグルトは、引き続き機能性ヨーグルトとドリンクヨーグルトが伸長する他、プレーンヨーグルトの復調やギリシャタイプのヨーグルトなどの新カテゴリーが市場活性化に寄与。その結果、前年比5.8%増となる見通し。
・乳酸菌飲料は、機能性や栄養価の高い商品が好調に推移、前年比7.0%の大幅増となる見込み。
*グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料1」を参照
■企業別では、明治が前年比7.0%増の1,676億円でトップ
・企業別では、明治が1,676億円でトップ。以下、ヤクルト本社が822億円、森永乳業が559億円、雪印メグミルクが515億5,000万円、ダノンジャパンが365億円、江崎グリコ(グリコ乳業)が229億5,000万円で続いている。
・明治は、前年比7.0%増となった。要因としては、ヨーグルトにおいてプロバイオティクスを訴求した「R−1」や「LG21」のドリンクタイプが大幅に伸長していることが大きい。2015年度は、「明治ブルガリアヨーグルト」のLB81乳酸菌に対する認知・理解向上を目的とした普及活動に取り組む他、新商品「PA−3」と「アミノコラーゲンヨーグルト」の上乗せも期待出来る状況にある。
・ヤクルト本社は、「ヤクルト 400」を中心に乳酸菌飲料が伸長、前年比0.7%増となった。2015年度は、創業80周年を迎えるにあたり、主力ブランドである「ヤクルト」および「ジョア」に注力し、需要を取り込む見通し。
・森永乳業は、前年比2.8%減となった。要因としては、「森永アロエヨーグルト」と「ビヒダス BB536」が前年を下回ったことが挙げられる。但し、2015年度は主力ブランドのプロモーション活動に注力することで、前年比5.4%増の589億円に回復する見込み。
*グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料2」を参照
■機能別では、免疫力向上が前年比31.2%増と大きく伸長。
*グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料3」を参照
・機能別では、整腸が4,302億5,000万円で最大となった。次いで、免疫力向上が460億円、脂肪抑制が76億円で続いている。
・整腸は、プロバイオティクスヨーグルトやトクホ商品を中心に機能性を強く訴求した商品が堅調に推移し、前年比0.7%増となった。2015年度は、前年比4.5%増の4,494億5,000万円となる見込み。
・免疫力向上は、前年比31.2%増と大きく伸長している。要因としては、明治の「R−1」がインフルエンザやノロウイルス予防に効果があるという研究成果が明らかになり、大幅に伸長していることや、日本ルナやキリンホールディングスが新商品を投入していることが挙げられる。2015年度は、前年比8.9%増の501億となる見通し。
・脂肪抑制は、雪印メグミルクの「恵 megumi ガセリ菌SP株」のみとなる。同商品は、ガセリ菌SP株を手軽に摂取できる点から、ドリンクタイプが好調となり前年比13.4%増の76億円で推移している。2015年度は、前年比14.5%増の87億円に拡大する見通し。
・その他、2015年度に明治が「PA−3」を上市している。同商品のPA−3乳酸菌は、プリン体量を低減させる機能を訴求しており、新たな需要を喚起。初年度は、30億円の売上高となる見通し。
【調査要網】
調査対象:
発酵乳(プレーン、ソフト、ハード、ドリンク)、乳酸菌飲料
※牛乳、乳性飲料、ヨーグルト種菌、アイスクリーム、その他の乳製品などは対象外
調査対象企業:
<乳業メーカー>明治、森永乳業、雪印メグミルク、江崎グリコ(グリコ乳業)、ダノンジャパン、オハヨー乳業、協同乳業、チチヤス、日本ルナ、タカナシ乳業
<飲料メーカー>ヤクルト本社、キリンホールディングス、カゴメ
調査期間:2015年7月〜2015年10月
【資料名】
「2015年 ヨーグルト・乳酸菌飲料の市場分析調査」
―高まる乳酸菌の飲用ニーズ、ドリンクタイプが市場を活性化―
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr120150259
発刊日:2015年10月19日
頒価:87,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:株式会社総合企画センター大阪
所在地:
大阪市西区新町2−4−2 なにわ筋SIAビル
TEL 06−6538−5358
プライバシーマーク認定番号:第20001810号
公式サイト:http://tpc-cop.co.jp/
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
【本件に関するお問い合わせ】
(株)総合企画センター大阪
https://secure.future-s.com/~bibliotheque/contact/
フリーダイヤル
0120−30−6531