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富士電機、ワシントン首都圏交通局向け車両用電機品を受注

2011-04-08

ワシントン首都圏交通局向け車両用電機品の受注について



 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、『ワシントン首都圏交通局(WMATA)「7000系」車両』用の『リニアドア駆動装置』及び『補助電源装置』を受注しましたのでお知らせいたします。
 このプロジェクトは、WMATAより川崎重工業株式会社の米国現地法人Kawasaki Rail Car,Inc(KRC)が受注したもので、今回の契約数量は初回発注の364両分ですが、追加発注の付随条項があり、全ての付随条項が行使された場合、総契約総数は748両分となります。
 初回発注の364両分については、2011年夏から納入を開始する予定です。


1.商談概要
 当社が今回受注した『リニアドア駆動装置』と『補助電源装置』の概要は次のとおりです。

 (1)リニアドア駆動装置
  364両 2,184開口
  リニアドア駆動装置は、車両の乗降用ドアに使われるシステムです。
  電子制御により、高機能できめの細かいドア制御を実現でき、他の駆動方式によるドア装置と比較し、メンテナンス性、信頼性、安全性の面で、優れた特性を持っています。

 (2)補助電源装置
  364両 364台(82.4KVA:DC750V/AC230V,120V及びDC37.5V)
  補助電源装置は、鉄道架線(第三軌条(※1))より取り込んだ電気を各電圧に変換し、車両の空調や照明に電気を分配するシステムです。
  当社が長年培ってきた、パワーエレクトロニクス技術を適用することにより、より効率的で信頼性の高い、補助電源装置となっています。


2.今回受注品の生産について
 今回の受注品である、『リニアドア駆動装置』及び『補助電源装置』の生産にあたっては、バイアメリカ法(※2)が適用されることから、鉄道車両用電機品分野において業務提携(※3)を結んでいる東洋電機製造株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:土田洋)の米国現地法人と連携して生産いたします。


 当社は本プロジェクト及び北米市場で既に受注済のプロジェクトに加え、世界各国で計画されている都市交通の整備や都市間高速鉄道の新設などのプロジェクト計画への受注活動を積極的におこない、海外案件への取り組みを加速いたします。

※1)鉄道の集電方式のひとつで、走行用のレールとは別に、並行して第三の給電用レール(第三軌条)を敷設し、それにより電気を鉄道に取り込む方式。
※2)アメリカ製品の購入を義務付けるアメリカの法律。アメリカ政府が製品の購入や資材の調達をする際、原則としてアメリカ製のものを使用することを義務付けている。
※3)【ご参考】東洋電機製造株式会社との海外市場における鉄道車輌用電機品に関する業務提携についてのリリース
    http://www.fujielectric.co.jp/about/news/09071401/index.html



<補助電源装置(イメージ)/リニアドア駆動装置(イメージ)>

 *添付の関連資料を参照



以上


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