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ツムラ、東日本大震災の影響を発表
東日本大震災の影響について
平成23年3月11日に発生しました東日本大震災により被災されました皆様には、心よりお見舞いを申し上げますとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様には深くお悔やみ申し上げます。
この震災による当社グループの被害状況とその影響に関しまして、これまで当社ホームページ上にて随時公表(第1報〜第8報)いたしましたが、本日時点での状況を下記のとおりお知らせいたします。
記
1.従業員の安否について
当社グループ従業員については、全員の無事を確認しております。
2.生産設備等への影響について
(1)茨城工場(茨城県稲敷郡阿見町吉原3586)
漢方製剤などの医薬品を製造していますが、現在、一部を除いて操業を停止しております。建物や設備に大きな損壊はありませんが、漢方製剤の製造工程が多岐にわたる大型のプラントであり、各設備の補正や安全点検などを継続的に実施しております。
4月4日から包装工程などの製造工程の一部操業を再開いたしましたが、今後4月中旬に造粒工程の操業を再開しつつ、5月上旬を目処に、漢方製剤のほぼ全製造工程において操業を順次再開する見込みであります。
(2)石岡センター(茨城県石岡市柏原7−2)
原料生薬の受入・加工調製・品質試験・保管・加工済生薬の工場への出荷等の機能を有していますが、現在、一部を除いて順次操業を再開しております。4月中旬を目処に、全機能において操業を再開する見込みであります。
(3)研究所(茨城県稲敷郡阿見町吉原3586)
分析センターにおいて、原料生薬および漢方製剤の品質試験を実施しております。大きな被害はありませんでしたが、精密機器等の点検を実施するとともに、順次各種試験を再開し、3月28日から通常どおりの体制となりました。
(4)東日本物流センター(埼玉県行田市野1584−8)
東日本向けの医薬品の配送センターですが、大きな被害はありませんでした。計画停電があるため時間調整を行いつつ、稼働しております。
3.製品の供給について
茨城工場において、4月4日から包装工程の操業を再開し、工場内の中間製品の最終製品化を行い、順次、工場出荷いたします。また、生産計画の一部変更により、静岡工場(静岡県藤枝市)において、茨城工場で製造している漢方製剤の一部品目をすでに製造開始しており、本日から順次、工場出荷いたします。このような製品供給体制で鋭意対応しておりますので、ご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
4.業績への影響について
今回の震災による当社グループの平成23年3月期業績への影響につきましては、現時点で軽微であると考えております。
以上