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住友林業、「七ヶ浜町 水産業共同利用施設復興整備事業」で焼海苔加工施設を着工
〜七ヶ浜町(宮城県)振興プロジェクト〜
新たな産業創出のシンボルとして、「魅せる」焼海苔加工施設を着工
住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)は、多賀城・七ヶ浜商工会、漁協・農協・民間企業が共同で設立した株式会社七ヶ浜ハーバースクエア(社長:安住 政之 本社:宮城県宮城郡)が進める、「七ヶ浜町 水産業共同利用施設復興整備事業」(以下、本プロジェクト)の設計施工の公募において、「永井設計・住友林業・オオホリ建託特定建設工事共同企業体」の施設を木造で建設する提案が採択され、本日着工することとなりましたので、お知らせ致します。
本プロジェクトは、東日本大震災の際に津波の被害を受けた七ヶ浜町花渕浜地区において、漁業を中心に新たな観光拠点となる町づくりを推進していくものです。新たな産業として、食品加工・流通販売への展開も視野に漁業経営の多面化、産業の活性化に寄与することを目的とし、街の景観を整え、人が賑わう魅力的な場づくりを目指します。
花渕浜地区は、美しい松島湾を望む海と山に囲まれたエリアで、漁港とヨットハーバーが隣接するコンパクトな港町です。
今回建設する焼海苔加工施設は、加工工場としての役割だけでなく、新たな産業創出のシンボルとしての役割も担います。一般的な軽量鉄骨のプレハブではなく、あえて木造とすることで木の優しさや温かみを演出。施設見学や施設内物販など、観光客をはじめとした地域外の方々にも親しまれる焼海苔加工施設を実現します。
※参考画像は添付の関連資料を参照
観光施設としての「魅せる工場」を目指し、デザイン性の高いガラス張りの外観や、木質感が感じられる現しのデザインを積極的に採用しています。また、このことは同時に工場が美しく保たれ、地域の景観に寄与することにも繋がります。
今後も住友林業は、非住宅分野での各種施設の木造化・木質化を提案し、木の魅力あふれる木造建築の普及拡大に努めて参ります。
【物件概要】
・運営主体:株式会社七ヶ浜ハーバースクエア
・建設地:宮城県宮城郡七ヶ浜字舘下地内
・用途:焼海苔加工施設
・敷地面積:800m2
・延床面積:555,60m2(147,95坪)
・設計・施工:永井設計・住友林業・オオホリ建託特定建設工事共同企業体
・構造:木造2階建て
・本体着工:2015年11月16日
・完成予定日:2016年3月末日
以上