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アステラス製薬など、TNFα阻害薬「セルトリズマブ ペゴル」の国内臨床試験結果を発表

2015-11-14

TNFα阻害薬「セルトリズマブ ペゴル(一般名)」
C−OPERA試験の2年目の結果発表
−2015年米国リウマチ学会総会にて−
−本剤投与終了後1年間の臨床的有用性の持続を確認−


 アステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)とユーシービージャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:神原 政信、以下「ユーシービージャパン」、また、ユーシービーグループを総称して以下「UCB」)は、両社で共同開発・商業化を進める、PEG化(*1)TNFα(腫瘍壊死因子α)阻害薬「セルトリズマブ ペゴル」(CZP)(一般名、日本での製品名「シムジア(R)」、欧米での製品名「Cimzia(R)」)の国内臨床試験(C−OPERA)の新たな結果を、サンフランシスコで開催中(開催期間:2015年11月 6−11日)の米国リウマチ学会総会(The 2015 ACR/ARHP Annual Meeting)にて発表しましたのでお知らせします。

 C−OPERA試験は、メトトレキサート(MTX)投与歴がなく予後不良因子を有する日本人早期関節リウマチ(RA)患者を対象に、最大許容量のMTX併用下におけるCZPの有効性及び安全性を、MTXを単独で投与した場合と比較した1年間の二重盲検無作為化比較試験と、MTXのみを継続しながらさらに1年間経過を観察する試験です。投与開始1年後において、CZPとMTXの併用投与により、MTX単独投与に比べて有意に関節の構造的損傷の進展を抑制し、高い臨床的寛解率が得られたことを既に報告しています(*2)。
 今回新たに発表したのは、C−OPERA試験に組み入れた患者の投与開始から2年後の観察期の結果であり、CZP投与終了1年後にあたる2年後においても、CZPの併用投与を受けていた患者群は、2年間通してMTX単独で治療された患者群に比べて、関節の構造的損傷の進展が少なく臨床的寛解率も高いことが確認されました。最初の1年間でCZPを併用した効果がCZP投与終了1年後においても維持されていることが、今回の2年目の試験結果で明らかになりました。

 以上の結果から、関節の構造的損傷の進展リスクが高い早期RA患者さんにおいて、CZP+MTXの併用療法がCZP投与終了後1年間を通して有用であることを示唆しており、関節リウマチの進行の抑制へのさらなる寄与を期待しています。

 *1:抗体をポリエチレングリコール(PEG)で修飾すること

 *2:Atsumi T.Ann Rheum Dis 2014;73(S2):484


以上


 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照



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