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パテント・リザルト、「情報通信業界 特許資産規模ランキング」を発表
【情報通信】特許資産規模ランキング、トップ3はNTT、ヤフー、楽天
弊社はこのほど、独自に分類した「情報通信」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「情報通信業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2014年4月1日から2015年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 NTT、2位 ヤフー、3位 楽天となりました。
*表資料は添付の関連資料「表資料1」を参照
1位のNTTの注目度の高い特許には、「生体適合性に優れた、導電性複合繊維を用いた生体電極」に関する技術などが挙げられます。この特許は、PCT国際出願からの移行となっており、パテントファミリーの情報を確認すると、日本のほかには、米国、欧州(※)、中国に出願が見られ、いずれも各国の特許庁において審査中の段階となっています。
(※)欧州特許条約に加盟している複数の国で効力をもつ欧州特許の出願先である欧州特許庁
2位のヤフーは、「(コンテンツの閲覧者により多くの情報を提供する)配信装置、配信方法」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。この特許は2013年の出願で、早期審査請求後に登録が認められています。なおヤフーは、237件中、2012年以降に出願された特許が177件(74.7%)と非常に多くなっています。
3位の楽天の注目度の高い特許には、「目的地までの経路上の目印をユーザに分かり易く提示することにより、ユーザを確実に目的地に案内することができる道案内システム、道案内方法」に関する技術などが挙げられます。この特許は、2013年の出願で、早期審査請求後に拒絶査定を受けていますが、拒絶査定不服審判を経て登録が最終的に認められています。
上位10社の中で、前年から順位を大きく上げた企業は、ヤフー、ソフトバンク、グリーとなっています。
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
◆【情報通信】特許資産規模ランキング
・情報通信 特許資産規模ランキング(全期間トップ100と2014年度のトップ50)
・情報通信 登録特許件数ランキング(全期間トップ100と2014年度のトップ50)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2014年度トップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2014年度トップ100)
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2015年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
【納品形態】
上記データを収録したCDを納品
【価格】
50,000円(税抜)
◆ 個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
*表資料は添付の関連資料「表資料2」を参照
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※前年の順位は、現在の権利者情報に基づき、2014年3月末時点のポイントを集計した結果です。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。