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理経、スペイン社やネットウエル社などとサービス及びメンテナンス契約を締結
理経、EMITE、ネットウエルの3社で
サービス及びメンテナンス契約を締結
パナソニック向け「EMITE社8x8 MIMOアナライザー」にて開始
株式会社理経(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 黒田 哲夫 以下、理経)は、EMITE社(本社:スペイン、CEO:David A.Sanchez−Hernandez、以下、EMITE)、株式会社ネットウエル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 榎本 格 以下、ネットウエル)とサービス及びメンテナンス契約を締結し、「8x8 MIMOアナライザー」のサービス及びメンテナンスを行うことを発表いたします。
■市場背景
現在無線通信技術では、送信機と受信機で複数のアンテナを使い通信品質を向上させるMIMOという技術が一般的になり、現在は、2x2および4x4のMIMOが利用されています。次世代通信方式5Gでは、送信用と受信用に各8本のアンテナを使う8x8 MIMOが規定されており、さらに高速化が可能とされています。
EMITE社の8x8 MIMO(注1)アナライザーは、今後主流となる次世代通信方式5Gにも対応している製品で、今後多くの通信機器関連メーカーからの需要が見込まれています。
理経では、今後成長の見込まれる次世代通信方式に関わる製品の取り扱いに注力しており、モバイル基地局最適化配置ツールの取り扱いを始め、この市場のマーケティングを行ってきました。特殊機器メンテナンスの豊富な経験をご評価いただき、メーカーであるEMITE社、EMITE社の販売代理店をつとめるネットウエル社と3社間で契約を結び、理経が製品のサービス及びメンテナンスの一部を担うこととなりました。
この度、ネットウエルがパナソニック株式会社から本製品を受注し、理経は本製品のサービス及びメンテナンスを今秋からパナソニック社向けに開始します。
注1)MIMO:複数のアンテナを組み合わせてデータ送受信の帯域を広げる無線通信技術。無線LANの高速化などに応用されている。
■主な製品の概要
【E500 8x8 MIMO アナライザー】
3GPP(注2)、CTIA(注3)など各種標準化団体にて検討されているOTA(Over the Air)接続に関する評価手法を取り込んだ画期的な屋内型小型MIMOテスト装置です。
また、これまでのOTA測定システムに比べ、大幅なコスト削減を実現します。
*製品画像は添付の関連資料を参照
注2)3GPP(Third Generation Partnership Project):第三世代携帯電話(3G)システムおよび、それに続く第3.9世代移動通信システムに対応するLTEや、第4世代移動通信システムに対応するLTE−Advancedの仕様の検討・作成を行う標準化プロジェクトである。
注3)CTIA:1984年に設立された携帯電話などの移動体通信や無線通信など、300以上の事業者が参画する国際的な業界団体。Cellular Telecommunications&Internet Associationの略称です。
■サービス及びメンテナンス内容
●メーカー保守の一部作業を実施
・オンサイトでの部品交換
・オンサイトでのメーカーとの保守作業
●保守・お問い合わせ対応
・Emailによる対応
・特定問題の分析の対応
・テストケースにおける問題の対応
・エンハンスメントの要求の対応
・システムコンフィギュレーションについての確認対応
・ハードウェアの修理依頼受付
・ソフトウェアのアップグレードとリリース対応
・特定のキャリア試験計画の対応
●定期点検
・オンサイトでメーカーとともに作業実施
*リリース詳細は添付の関連資料を参照
※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。