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パテント・リザルト、「石油・エネルギー業界 特許資産規模ランキング」を発表
【石油・エネルギー】特許資産規模ランキング、トップ3は中国電力、JX日鉱日石エネルギー、大阪ガス
弊社はこのほど、独自に分類した「石油・エネルギー」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「石油・エネルギー業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2014年4月1日から2015年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 中国電力、2位 JX日鉱日石エネルギー、3位 大阪ガスとなりました。
*表資料は添付の関連資料「表資料1」を参照
1位の中国電力の注目度の高い特許には、「水素を含有した水を得る技術」が挙げられます。中国電力は、今年度の登録特許396件のうち、22件が拒絶査定不服審判を経て登録されていますが、この22件のうち7件が「水素含有水生成に関する技術」であり、高い権利化意欲が伺えます。
2位のJX日鉱日石エネルギーは、「(難燃性の観点から)安全性を高めた冷凍機油、その冷凍機油を含む冷凍機用作動流体組成物」などに関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位の大阪ガスの注目度の高い特許には、「硫黄成分を含有する燃料ガスを、常温脱硫剤を用いて脱硫する脱硫方法」などが挙げられます。この特許は、後発でJX日鉱日石エネルギーによって出願された特許の審査過程で、拒絶査定における先行文献として審査官に引用されています。
4位〜10社の中で、前年から順位を上げた企業は、SHELL INTERNATIONAL RESEARCH MAATSCHAPPIJ(オランダ)、EXXONMOBIL CHEMICAL PATENTS(米国)など外国籍企業が挙げられます。
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
◆【石油・エネルギー】特許資産規模ランキング
・石油・エネルギー 特許資産規模ランキング(全期間トップ100と2014年度のトップ30)
・石油・エネルギー 登録特許件数ランキング(全期間トップ100と2014年度のトップ30)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2014年度トップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2014年度トップ100)
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2015年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
【納品形態】
上記データを収録したCDを納品
【価格】
50,000円(税抜)
◆個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
*表資料は添付の関連資料「表資料2」を参照
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※前年の順位は、現在の権利者情報に基づき、2014年3月末時点のポイントを集計した結果です。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。