ウェザーニューズ、桜の開花予想を発表（第６回）

ウェザーニューズ、２０１１年　第六回桜開花予想発表

関東・近畿の桜、今週末に見頃ピーク
〜関東・近畿では、昨年より一週間程度遅く、今週末に満開を迎える見込み〜

・発表地点
　お花見名所６６０箇所、近所の公園１万箇所、各都市
　サポーターから要望があった木、約１万６千本

・予想内容
　開花日、５分咲き日、満開期間（満開開始日）、桜吹雪日

・インターネットサイトと携帯サイト「ウェザーニュース」で、最新の開花情報を毎日更新

・第七回桜開花予想発表は、４月１１日（月）１３時発表予定


　株式会社ウェザーニューズ（本社：東京都港区、代表取締役社長：草開千仁）は、桜シーズン到来に向けて、桜の名所や公園などを対象とした約２万６千箇所の桜の開花予想を発表いたしました。本発表は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、“日本の桜”を楽しんでもらうことを目的としています。開花予想の対象の桜は、全国のお花見名所６６０箇所、近所の公園１万箇所、「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の「マイ桜」約１万６千本です。開花予想にあたっては、過去７年間、一般の方から寄せられた１４０万通にもおよぶ桜の開花状況に関する膨大な“観察リポート”、先週全国で一斉調査した“つぼみリポート”、今後の“気象状況の予測”などをもとに算出しています。インターネットサイト「ウェザーニュース」内の「さくらＣｈ．」及び、携帯サイト「ウェザーニュース」では、全国２万６千箇所の最新の開花予想（開花日、５分咲き日、満開期間（満開開始日）、桜吹雪日）を毎日更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花の最新情報を公開していきます。


◆２０１１年の桜開花予想
〜桜開花の時期〜

　近年、桜の開花は早くなってきています。過去３０年間の平均と５年間の平均を比べてみても全国的に早まっています。特に都心部でこの傾向が大きく、関東地方では２００６年以来、毎年過去３０年間の平均より早く咲いています。一方で、九州南部など太平洋側の一部ではそれほど開花が早まっていないところもあります。また、エリアによっては桜の開花前線が南から北へ進んでいくとも限らない年が多くなってきました。
　昨年までは桜の開花は全般に早めの傾向が続いていましたが、今年の桜の開花はここ５年の開花傾向と比べて東日本、西日本では遅めとなっています。まだ咲いていない所でも、昨年と比べて西日本から東北南部で遅く、東北北部から北海道では、開花が早くなる所が多い予想です。
　今年の３月は上旬に強い寒の戻りが発生し、中旬にも真冬並みの寒波が襲来して、全般に気温の低い日が多くなりました。今回のつぼみ調査の結果でも、前回の調査に続いて例年よりつぼみの生長が遅れていることが分かりました。昨年と今年のつぼみ調査結果の比較を行ったところ、昨年の第五回調査時（この時期の一週間前に実施）に比べてもつぼみの生長が遅れており、西日本、東日本のまだ開花していない桜は昨年より一週間、あるいはそれ以上遅れている桜の所が多く、開花前の生長の足踏み期間が例年より長くなっていることが分かりました。
　先週は西日本、東日本は日本海側や標高の高い所を除いて開花シーズンに入った所が多くなり、今年はやや遅い春の訪れとなっています。先週、開花シーズンを迎えた関東南部など多くの地域では今週末にお花見シーズンに入るでしょう。

　＜桜開花予想＞
　　※添付の関連資料を参照


　※以下、「２０１１年の開花実況」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照