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三井物産、ブラジルのバイオ化学品事業の出資持分を米社に売却
「ブラジル バイオ化学品事業」出資持分の売却について
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、持分法適用関連会社であるSanta Vitoria Acucar e Alcool Ltda社(以下SVAA社)の全出資持分である株式50%を、米国化学品大手のザ ダウ ケミカル カンパニー(本社:米国ミシガン州ミッドランド市、以下「ダウ社」)に売却することに合意しました。
売主:三井物産株式会社
買主:ダウ社
売却対象資産:SVAA社についての売主全出資持分
売却金額:約2億米ドル
売却完了時期:2016年7月12日までに完了
当社は原油やガス等の化石資源に加え、バイオマス資源からの化学品事業(グリーンケミカル事業)を展開しています。今回SVAA社からは撤退する事となりますが、引き続き再生可能なバイオマス資源を確保することで化学品原料の安定確保に貢献すると共に、同資源から環境負荷の低いさまざまなバイオ化学品を製造することを目指していきます。
また、当社はブラジルを重点地域のひとつとして位置付けており、ダウ社を戦略的パートナーと位置付けています。
1.SVAA社の概要
正式名称:Santa Vitoria Acucar e Alcool Ltda
所在地:ブラジルMinas Gerais州Santa Vitoria市
事業内容:サトウキビ農園運営、化学品原料としてのバイオエタノール製造事業。バイオエチレン、バイオポリエチレン及びバイオマス資源からの化学品製造販売事業へ順次拡大予定。
出資構成:ダウ社:50%、三井物産:50%
2.Dow社の概要
正式名称:ザ ダウケミカル カンパニー
代表者:Andrew Liveris,Chairman&CEO
所在地:米国ミシガン州ミッドランド市
上場証券取引所:ニューヨーク証券取引所(NYSE)
主な事業内容:化学品の製造販売
売上金額(*):約580億米ドル
資本金額(*):約690億米ドル
(*)2014年12月時点
■ご注意:
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