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三菱電機、中国上海の昇降機製造拠点に建設の第4工場が稼働開始
中国におけるエレベーター2万台生産体制の構築
三菱電機上海機電電梯有限公司 新工場の稼働開始
三菱電機株式会社は、中国の昇降機製造拠点である三菱電機上海機電電梯有限公司(以下、MESE社(※1))内に建設していた第4工場を11月1日に稼働開始します。
これにより、MESE社のエレベーターの年間生産能力2万台体制(現在1万台)の構築を進めるとともに、中国向けエレベーターの開発力をさらに強化し、世界最大の昇降機市場である中国の現地ニーズにいち早く対応していきます。
※1:Mitsubishi Electric Shanghai Electric Elevator Co.,Ltd.
*参考画像は添付の関連資料を参照
[新工場(第4工場)の概要]
稼働時期:2015年11月1日
構造:
工場部:鉄骨造1階建
事務所・試験エリア:鉄骨造3階建
建築面積:約25,500m2
投資額:約90百万元(約14億円)(建屋以外の付帯工事や設備の導入費用含む)
用途:エレベーター機器(機械部品等)の製造、開発・設計・評価試験
[工場建設の狙い]
中国の新設昇降機市場は2015年度約65万台と予測され、世界の6割以上を占める最大市場であり、今後も緩やかな増加が見込まれています。
当社は、中国向けエレベーター・エスカレーターの開発・製造拠点として、上海に上海三菱電梯有限公司(1987年設立。以下、SMEC社(※2))とMESE社(2002年設立)の2社をもち、MESE社の高級志向「MAXIEZ」シリーズとSMEC社製品の2ブランド戦略で中国全土に供給しています。
今回、MESE社の新工場に、順次、製造・開発・設計・評価試験エリアを拡充するとともに、最新の自動化設備を導入し、年間2万台生産に向けた体制を構築していきます。
加えて、開発・設計の技術力向上、高速エレベーターの中国国産化拡大による価格や納期面の競争力強化により、現地ニーズにいち早く対応し、中国におけるトップブランドを堅持していきます。
※2:Shanghai Mitsubishi Elevator Co.,Ltd.
[MESE社の概要]
名称:三菱電機上海機電電梯有限公司
事業内容:昇降機の販売・製造・据付・保守および、研究・開発・エンジニアリング
所在地:中華人民共和国上海市閔行区中春路1211号
出資比率:三菱電機株式会社 40%、三菱電機ビルテクノサービス株式会社 20%
上海機電股■有限公司 40%
資本金:53百万ドル(約50億円)
設立:2002年8月
人員:約900名(2015年9月時点)
*■印の文字は人偏に「分」の文字です
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 ビルシステム海外事業部
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FAX 03−3218−2758