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東北電力、仏社と米キャメロンLNGに係る長期売買契約を締結
米国キャメロンLNGに係る長期売買契約の締結について
〜一層柔軟なLNG取引の実現を目指して〜
東北電力株式会社(取締役社長:原田 宏哉、以下「東北電力」)とENGIES.A.(代表者:ジェラール・メスラレー、以下「ENGIE社」)(※1)は、ENGIE社の本社があるフランス・パリにおいて、10月16日(現地時間)に米国キャメロンLNGに係る長期売買契約を締結しました。両社は、昨年5月の基本合意書の締結以降、契約の詳細について協議を進め、このたび契約締結に至ったものです。
なお、本契約はENGIE社にとって、日本の買主と締結する初めての長期売買契約となります。
東北電力は、本契約に基づき、2018年(予定)から約20年間にわたり、ENGIE社等が出資する米国キャメロンLNG液化施設において、シェールガス等を原料として生産されたLNGを、ヘンリーハブ価格(※2)に連動する契約価格により購入する予定です。
また、東北電力がENGIE社から購入するLNGは、主として東北電力の発電所向けに供給されますが、本契約では、その需給調整を目的にLNGの仕向地を変更する、さらには市場動向を見極め、両社の協働により第三者へ転売することも可能となっております。
両社は、本契約で合意した取引スキームおよび新たな長期的取引関係を基盤として、継続的な協力関係を築き、今後の市場環境の変化に応じて、一層柔軟なLNG取引の実現を目指してまいります。
※1:2015年7月にGDFSuez社から社名を変更。
※2:アメリカのルイジアナ州にあるヘンリーハブ(パイプラインが交差するガス集積地)のスポット価格を指し、米国天然ガスのスポット市場価格の代表的な指標。
<売買契約の概要>
契約締結日:2015年10月16日(現地時間)
契約期間:2018年(予定)から約20年間
年間契約数量:約27万トン
受渡条件:DES(着船渡し)
以上
○米国キャメロンLNGプロジェクトの概要
*添付の関連資料を参照