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アークレイ、流行期の迅速検査・診断をサポートするウイルス検査キットを発売
流行期の迅速検査・診断をサポート
RSウイルス、アデノウイルスキットを新発売
アークレイ株式会社は、ウイルス検査キット「スポットケムi−Line RSV」「スポットケムi−Line Adeno」を10月21日(水)に全国の医療機関へ向けて発売します。RSウイルス、アデノウイルスを迅速に判定でき、流行期のウイルス感染検査・診断をサポートします。
RSウイルス(以下、RSV)は、毎年冬期に流行する乳児急性気道感染症の主な原因ウイルスです。また、アデノウイルスは、「風邪症候群」(プール熱)の原因ウイルスのひとつで、いずれも乳幼児や小児の間で流行し、感染力が強いのが特徴です。集団感染や院内感染を引き起こす可能性が高いため、感染の有無を迅速に検出し、適切な処置を取ることが重要と考えられています。
このたびアークレイ株式会社(以下、アークレイ)が発売する「スポットケムi−Line RSV」「スポットケムi−Line Adeno」は、デンシトメトリー分析装置「スポットケムIL SL− 4720」の新しい体外診断用医薬品です。RSVは鼻腔ぬぐい液または鼻腔吸引液中、アデノウイルスは咽頭ぬぐい液中のウイルスを検出します。装置と目視両方の判定が可能で、5〜15分で判定結果を得られます。院内での即時検査により、待ち時間の短縮などによる患者さまの負担軽減や診療効率の向上、ウイルスの伝播機会の減少に役立つと考えます。
なお、本製品の発売によりスポットケムi−Lineシリーズの検査キットは6製品(※)となります。アークレイは、これからも検査項目のランナップの充実を図り、医療現場での迅速な診断・適切な治療に貢献します。
※インフルエンザウイルスA/B、CRP、A群β溶血連鎖球菌抗原、IgE抗体(卵白、卵黄、オボムコイド、ミルク、小麦、スギ花粉、ネコ皮屑、ヤケヒョウヒダニ)、RSウイルス、アデノウイルス
*製品画像は添付の関連資料を参照
<参考資料>
アークレイは、クリニックでの即時検査(POC:Point of Care)向けの簡易検査装置スポットケムシリーズを1988年から発売しています。
「スポットケムIL SL−4720」はイムノクロマト検査の判定を自動化した小型迅速検査装置で、従来、目視検査が主流であったイムノクロマト検査の判定を、装置によって簡便・迅速・正確に行い、診療の質を高めることをコンセプトに開発されました。専用の試薬カートリッジに名前を記入すると測定結果とともに印字され、検体を取り違えるリスクを軽減します。また、装置の設置面積はA4サイズ以下で場所を取りません。
*参考画像・概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照
以上