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日本触媒、インドネシア子会社の高吸水性樹脂事業化計画の規模を拡大
インドネシア子会社 PT. Nippon Shokubai Indonesiaにおける
高吸水性樹脂事業化計画の規模拡大のお知らせ
当社は、本年3月31日開催の取締役会において、昨年7月30日開催の取締役会で決議し、同日公表済のインドネシア子会社PT. Nippon Shokubai Indonesia(以下NSIという)での高吸水性樹脂(以下SAPという)事業化計画の規模を拡大することを決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.背景および投資目的
当社のコア事業のひとつであるSAPは、紙おむつの原料として堅調な需要の伸びを示しております。とりわけ顕著な新興国市場における需要拡大に対応するため、2013年3月稼動予定で、NSIでの年産3万トンの事業化を昨年7月に決議しておりました。
しかしながら、SAPの需要は予想を超えた急増を示し、昨年秋に完工した姫路製造所での年産6万トンプラントも含め、当社グループのSAPプラントはいずれも高稼働となっております。このNSIでの3万トン増設後もすぐに供給能力が不足する見込みであることから、主原料アクリル酸(以下AAという)を含めた大規模増設が早急に必要との認識に至りました。既存立地、新規立地含めて検討を重ねてまいりましたが、今般NSIでの新設計画の規模拡大(SAP9万トン、AA8万トン)を最善の策として決定した次第です。
これによりまして、本投資後の当社グループのSAP年間生産能力は世界合計で56万トン(国内32万トン、海外24万トン)となり、トップサプライヤーとしての地位をより強固にしてまいります。
(参考)AAの増設後の当社グループ年間生産能力は70万トン(国内46万トン、海外24万トン)
2.投資の内容
※添付の関連資料を参照
3.NSIの概要
※添付の関連資料を参照
4.業績に与える影響
今年度、来年度の業績予想には何ら影響を与えるものではありませんが、2013年度以降の業績は、上記設備を有効に活用し、既存のAA・AES事業とのバランスを取りながら収益確保を図ってまいります。
以上