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米ケイデンス・デザイン・システムズ、LPDDR5対応メモリーモデルを発表
ケイデンス、業界初のLPDDR5対応メモリーモデルを発表
新発売のモデルによりSoC検証が容易となり、
モバイルやデーターセンター向け製品の投入時間を短縮
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、10月12日(米国現地時間)、LPDDR5標準に対応したケイデンスのMemory Modelを発表しました。
今回発表されたVIP(検証IP)製品は、SoC(システム・オン・チップ)設計がJEDEC インターフェイス標準に準拠しているかどうかや、システムに組み込まれた際に実際のメモリー部品と正常に動作するかどうかといった検証を可能とするものです。LPDDR5メモリーモデルを使用した設計の検証により、誤り、やり直し、製造遅れのリスクを軽減することができ、製造立ち上がり期間の短縮、製品の高品質化を実現します。
LPDDR5は次世代の低消費電力DRAMで、性能の向上、シグナルインテグリティーの改善、リフレッシュタイムの短縮を念頭に設計され、モバイルとサーバーの両方のアプリケーションでの利用が予想されています。また、電話やタブレットではラップトップに匹敵する性能向上が、データセンター・サーバーでは高性能を維持しながらのエネルギー削減が期待されています。
今回発表されたケイデンスのLPDDR5対応メモリーモデルは、アーリーアダプター向けに予約を開始していますが、一般向けのリリースは年末を予定しています。製品の詳細はhttp://www.cadence.com/news/LPDDR5Memoryをご覧ください。
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