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エプソンアトミックス、微細合金粉末の精整能力増強で北インター事業所に新工場を増設
エプソンアトミックス 北インター事業所に新工場を増設
−微細合金粉末の精整能力を2倍に増強。新ラインは2017年4月から稼動予定−
*参考画像は添付の関連資料を参照
セイコーエプソン株式会社(本社:長野県諏訪市 社長:碓井 稔)のグループ会社で、微細合金粉末の製造において世界シェアNo.1(※1)のエプソンアトミックス株式会社(本社:青森県八戸市 社長:赤羽 史明、以下エプソンアトミックス)は、エプソンアトミックス 北インター事業所に隣接した土地10,000m2を新たに取得し、総額約12億円を投資することで、新工場を増設します。
新工場は、このたび着工の準備を開始し、2016年3月の着工、2017年4月からの稼働を予定しています。
北インター事業所は、2013年10月から稼働を開始し、自動車、スマートフォン、タブレットPC、ウエアラブル機器、医療機器などにおける、さまざまな高機能部品の原材料となる微細合金粉末を生産しています。市場需要は、年々高まりを見せ、中長期的にもその傾向が続くと予測されています。
このたび増設する新工場には、精整(※2)、梱包、出荷まで微細合金粉末の後工程となる生産ラインを新設します。既存工場のアトマイズ(粉末化)工程と合わせて、高効率の一貫生産を実現します。これにより、エプソンアトミックスの微細合金粉末の精整能力は、現在の約2倍にあたる1万トン以上に向上し、さらなる安定供給が可能になります。また受注から出荷までのリードタイム短縮にも大きく貢献します。
今後もエプソンアトミックスは、独自の金属粉末製造技術を強みとし、お客様に喜ばれ信頼される製品・サービスをお届けしてまいります。
■エプソンアトミックス 北インター事業所の概要(新工場増設後)
所在地:青森県八戸市北インター工業団地2丁目
生産品目:微細合金粉末(磁性粉末、MIM(※3)用粉末)
工場面積:敷地:30,600m2、建物:約5,300m2
■エプソンアトミックス 会社概要
会社名:エプソンアトミックス株式会社
本社所在地:〒039−1161 青森県八戸市大字河原木字海岸4−44
代表取締役社長:赤羽 史明
操業開始:1999年10月1日
従業員数:約280名
資本金:4億5千万円 ※セイコーエプソン株式会社 100%出資
事業内容:金属粉末、金属射出成形部品、人工水晶原石の開発、製造、販売
詳細はエプソンアトミックスのホームページ(http://www.atmix.co.jp)をご参照ください。
エプソンアトミックスが生産している微細合金粉末(磁性粉末、MIM用粉末)について、詳細は別紙をご参照ください。
※1 微細合金粉末の2014年金額ベースにおける市場シェア(エプソンアトミックス調べ)
※2 高圧水アトマイズ法により製造された微細合金粉末の粒度を調整し製品化する工程。
※3 MIM(Metal Injection Molding)
射出成形と粉末冶金の特徴を併せ持った最新の金属加工方法。MIMにより、微細合金粉末を高精度・高密度・高強度のさまざまな形状をした部品に加工することが可能。
以上
【別紙】
*添付の関連資料を参照