日本チェーンストア協会、２月の販売概況を発表

平成２３年２月度・チェーンストア販売概況


★全体の概況　

　平成２３年２月度は、衣料品の動きは鈍かったものの、食料品、住関品の動きが良かったことから、総販売額の前年同月比（店舗調整後）は０．６％のプラス（２７カ月ぶり）となった。

　節分の日関連では、恵方巻、いわし関連品、ピーナッツ、和菓子、バレンタイン関連では銘店商品と手作り用板チョコレートの動きが良かった。

　※会員企業数：６２社／店舗数：７，９２７店

　※総販売額　　９，２５２億円　　　　　　　　（店舗調整前）９９．１％　（店舗調整後）１００．６％　

　＜部門別の概況＞　　　　
　　・食料品　　　　６，０７９億円　　　（店舗調整前）９８．４％　　　　（店舗調整後）１００．５％　
　　・衣料品　　　　　　８３９億円　　　（店舗調整前）９７．１％　　　　（店舗調整後）　９８．５％　
　　・住関品　　　　１，７８０億円　　　（店舗調整前）１０２．２％　　　（店舗調整後）１０１．７％　
　　・サービス　　　　　　３３億円　　　（店舗調整前）９９．５％　　　　（店舗調整後）１０３．２％　
　　・その他　　　　　　５２０億円　　　（店舗調整前）１００．９％　　　（店舗調整後）１０１．５％　


★商品別の動き　

＜食料品＞　
　●農産品は、野菜は相場高の玉ねぎ、ばれいしょ、ニンジン、白菜は好調だが、きゅうり、ピーマンは不調。果物は相場高でかんきつ、りんご、イチゴは好調だが、バナナは不調。
　●畜産品　は、豚肉は好調だが、鶏肉、牛肉は不調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
　●水産品　は、冷凍エビ、ぶり切身は好調だが、マグロは不調。刺身類の動きは鈍かった。塩鮭は好調だが、魚卵、一汐開きは不調。
　●惣菜　は、温惣菜は焼物、中華は好調だが、揚物は不調。冷惣菜は好調。寿司の動きは良かった。
　●その他食品　は、乾麺類、低果汁飲料、菓子、値上げ報道のあったインスタントコーヒーは好調だが、米、炭酸飲料は不調。日配の洋風デイリーは冷凍食品は好調だが、乳製品は不調。和風デイリーは生麺類、酒粕は好調だが、水物、練物の動きは鈍かった。

＜衣料品＞
　●紳士衣料　は、コート・ジャケット、パンツは好調だが、スーツ、フォーマルは不調。
　●婦人衣料　は、ジャケット、ブラウス、セーターは好調だが、スーツ、フォーマルは不調。
　●その他衣料・洋品　は、機能性肌着、パジャマは好調だが、ソックスは不調。靴、マフラー、帽子の動きは良かった。

＜住関品＞
　●日用雑貨品は、調理用品、ステンレスボトル等行楽用品は好調だが、食器、台所用品は不調。玩具は男児キャラクター、ゲームハードは好調だが、女児は不調。ペーパー類、ランドセルの動きは鈍かった。
　●医薬・化粧品は、風邪薬、鼻炎薬等医薬品、マスク、健康食品は好調。化粧品はフェイスケア、ボディケアは好調だが、ヘアケア、メンズは不調。洗剤の動きは良かった。
　●家具・インテリアは、家具はスチール家具などインテリア家具、組み立てボックス、収納用品は好調だが、季節家具は不調。寝具・寝装品は枕は好調だが、布団は不調。インテリアはクッション等インテリア小物は好調だが、カーペット、カーテンは不調。
　●家電製品は、暖房用品、空気清浄機、ＬＥＤ電球は好調だが、テレビ、エアコン、冷蔵庫は不調。
　●その他商品は、自転車、スポーツウェア、スポーツシューズは好調だが、スポーツ用品の動きは鈍かった。

＜サービス・その他＞　
　旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は０．４％であった。
　また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は５．６％であった。


※　『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます　※
　ホームページアドレス　；　http://www.jcsa.gr.jp


　＊「チェーンストア販売統計（月報）　平成２３年２月度速報」は、添付の関連資料を参照