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シリコン・ラボラトリーズ、コストと複雑性を低減する「ZigBeeリモコン開発キット」を発表

2015-10-08

シリコンラボ、音声対応のZigBeeリモコンのコストと複雑性を低減する
「ZigBeeリモコン開発キット」を発表
新しいリファレンス・デザインにより、コネクテッド・ホームでの音声制御の需要拡大に対応


 IoT(モノのインターネット)(http://www.silabs.com/IoT/Pages/internet-of-things.aspx)向けにマイクロコントローラ、センシングおよびワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションを提供する大手メーカのシリコン・ラボラトリーズ(http://www.silabs.com/Pages/default.aspx)(本社:米テキサス州オースチン、Nasdaq:SLAB、以下:シリコンラボ)は、音声対応のZigBee(R)リモコン向けに業界で最も費用対効果の高いソリューションを発表しました。この包括的なリファレンス・デザイン・ソリューションでは、高品質でソフトウェア・ベースのオーディオ・コーデックを1チップのワイヤレスSoC(システムオンチップ)に実装することで、高価な外部ハードウェアの必要性が大幅に低下します。新しいソフトウェア・コーデックは、音声に対応したZigBeeベースでの独自リモコン用に開発した、シリコンラボのフォーム・ファクタ・リファレンス・デザインにおける重要な部分で、音声機能をテレビ、STB(セットトップ・ボックス)、OTT(オーバー・ザ・トップ)ボックス、およびコネクテッド・ホーム製品に届けます。

 シリコンラボのZigBeeリモコン開発キットは現在出荷中です。EM34X−VREVK音声リモコン評価キットの価格は249米ドル、EM34X−VRDK音声リモコン開発キットの価格は399米ドルです。シリコンラボのEM34xSoCのサンプルおよび量産品は現在供給可能であり、注文数が10,000個時の単価は1.68米ドルです。ソフトウェア開発ツールとZRC2.0認証ソフトウェアは、開発者に無償で提供可能です。開発者はシリコンラボのZigBeeリモコン・ポータルからソフトウェア・コーデックをダウンロードすることができます。EM34xの詳細、EM34xSoCサンプルと開発キットのご注文については、http://www.silabs.com/zigbee-remote-controlをご参照ください。

 IoT向けの多くの「モノ」が高機能化し、ネットワーク化が進むにつれて、小さなフォーム・ファクタに機能豊富なユーザー・インタフェースを組み込むことは、ますます困難になります。音声対応方式は、手が自由に使えるより簡単な方法でコンテンツやサービスの検索、探索、体験を実現することで、ネットワーク接続機器の制御とインタフェースの方法を変えつつあります。旧式の赤外線(IR)ベースの制御では、指向性とボタンの使用という制約がありますが、音声対応のリモコンは、RF音声通信技術とクラウド・ベースの音声認識の能力を組み合わせることで、こうした制約から消費者を解放します。シリコンラボの新しい音声コーデック技術と包括的なリファレンス・デザインにより、真に高機能なリモコンを設計するプロセスが簡略化されます。

 シリコンラボの新しいZigBee Remote Control(ZRC)リファレンス・デザインは、フル機能の音声対応リモコンを開発するために必要な、すべてのハードウェアおよびソフトウェアを備えています。このリファレンス・デザインは、シリコンラボのEM34xワイヤレスSoC(http://www.silabs.com/products/wireless/zigbee/Pages/zigbee-remote-control.aspx)およびZRC2.0 Golden Unit認証ソフトウェア・スタックがベースになっており、相互接続可能で低消費電力のRFリモコンを実現する業界標準の方法を提供します。このリファレンス・デザインには、完全なRFレイアウト・ファイルとデザイン・ファイル、バックライト制御用の加速度センサ、「ファインド・ミー」機能のブザー、IR制御のサポート、デジタル・マイクロフォン、および音声コマンドをRFで送信する機能が含まれます。

 シリコンラボは、外付けのハードウェア・コーデックまたは自社のソフトウェア・コーデック技術のいずれかを使用して音声制御をサポートするよう、リファレンス・デザインを設計しました。ハードウェア・コーデックはEM34xSoCにかかる処理負荷を軽減するのに対して、ソフトウェア・コーデックはCPU利用率の増大と引き換えに部品表(BOM)コストをできるだけ低く抑えます。どちらのデザイン・オプションも、主要なクラウド・ベース音声認識ソフトウェア・プロバイダの厳しい音声品質要件を満たしています。

 シリコンラボでIoT製品のマーケティング担当バイス・プレジデントを務めるDaniel Cooleyは、次のようにコメントしています。「弊社は、IoT向けのZigBeeシリコン・ソリューションおよびソフトウェア・ソリューションの大手サプライヤとして、何千ものワイヤレス製品開発者がRF回路の設計を簡略化してスピードアップするのを支援しました。弊社は、コネクテッド・ホームでの音声制御がトレンドとして高まりつつあることに、とても注目しています。また、広範なコネクテッド・ホーム製品向けに音声対応のZigBeeリモコンを提供する、コストと複雑性を低減する包括的なリファレンス・デザイン・ソリューションも開発しました。」

 音声対応のリファレンス・デザイン向けに、次の2つの新しいシリコンラボ開発キットを用意しています。
 ●EM34X−VREVK音声リモコン評価キット:この基本キットは、RFコマンド、音声コマンド、および旧式のIRのサポートを含むリモコン機能のデモを行うための事前プログラム済みデバイスと簡単なGUIを備えています。
 ●EM34X−VRDK音声リモコン開発キット:設計体験が「すぐにできる」このフル機能搭載キットは、リモコンとターゲット・デバイスの開発を簡略化し、EM34x音声対応リモコン、USBスティック、EM34x開発基板、EM34xワイヤレス・モジュール、およびISA3デバッグ・アダプタが付属しています。

 リファレンス・デザインの中核となるシリコンラボのEM34xワイヤレスSoCは、すべてのリモコン機能をサポートします。EM34xSoCは、業界で最も販売実績のあるZigBeeメッシュ・ネットワークSoCアーキテクチャhttp://www.silabs.com/products/wireless/zigbee/Pages/default.aspx)に基づいた1チップ・デザインで、比類のない性能を発揮し、消費電力低減とコードサイズ縮小を実現します。EM34xSoCは、2.4GHzのIEEE802.15.4トランシーバと、ARM(R) Cortex(R)−M3プロセッサ、フラッシュ・メモリ、RAM、および周辺デバイスを一体化しています。トランシーバの効率的なアーキテクチャにより、110dBのリンク・バジェットが得られるので、外部パワー・アンプ(PA)や低ノイズ・アンプ(LNA)を使用せずに、ZRCアプリケーションにおける堅牢なリンクを実現します。内蔵の受信チャネル・フィルタリングおよびマルチレベル再送機能により、Wi−FiやBluetoothなどの他の2.4GHz規格と共存することができます。

 シリコンラボの包括的なワイヤレス開発ツールを使用することにより、ZRC認証可能なリモコン製品の最短での開発が可能になります。AppBuilderツールにより、開発者はキーボード・ドライバ、LED、加速度検出、および音声制御などの主な機能をサポートする使いやすいプラグイン一式を使用して、リモコン・アプリケーションを設定することができます。シリコンラボは、EM34xワイヤレスSoCパケット・トレース・ポートを使用することにより、従来のワイヤレス・スニファとは異なり、すべてのワイヤレス・ネットワーク動作を完全に可視化するデスクトップ・ネットワーク・アナライザも提供しています。


■シリコン・ラボラトリーズについて
 シリコン・ラボラトリーズ(略称:シリコンラボ、NASDAQ:SLAB、本社:米テキサス州オースチン、http://www.silabs.com)は、IoT(モノのインターネット)、インターネット基盤、産業オートメーション、民生及び自動車市場向けにシリコン、ソフトウェア、及びシステム・ソリューションを提供する業界大手メーカです。シリコンラボは、エレクトロニクス産業の困難な課題を解決し、性能、省エネルギー、コネクティビティ、設計の簡素化の面で大きなメリットをお客さまにご提供します。ソフトウェア及びミックスドシグナル設計の分野で、卓越した技術力を有する世界クラスのエンジニアリング部門を擁することで、シリコンラボは製品開発に携わる皆さまに、初期構想から最終製品に至るまでのプロセス改善に必要なツールをご提供します。会社概要・事業内容の詳細はhttp://www.silabs.comをご覧ください。


■ご注意
 このプレスリリースには、シリコン・ラボラトリーズ社の現時点における期待に基づく予測が含まれていることがあります。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。様々な重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果になることもあります。シリコン・ラボラトリーズ社では、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えますが、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。シリコン・ラボラトリーズ社の財務成績に影響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、シリコン・ラボラトリーズ社が米国証券取引委員会(SEC)へ最近提出した書類をご覧ください。

 Silicon Laboratories, Silicon Labs, Sロゴ, Silicon Laboratoriesロゴ, Silicon Labsロゴは、Silicon Laboratories Inc.の商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。


◆お問合せ先
 シリコン・ラボラトリーズ Y.K.
 TEL:03−5460−2411(代表)
 http://jp.silabs.com


以上





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