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日立と三菱電機と三菱重工、水力発電システム事業統合で基本合意
日立製作所、三菱電機、三菱重工業の水力発電システム事業の統合に関する基本合意についてのお知らせ
2010年7月5日に公表しましたとおり、株式会社日立製作所(以下、日立)、三菱電機株式会社(以下、三菱電機)、三菱重工業株式会社(以下、三菱重工業)の3社は、水力発電システム事業の統合に向けて検討を進めておりましたが、本日、3社は、2011年5月に日立の子会社として準備会社(以下、準備会社)を設立したうえで、3社の水力発電システム事業をそれぞれ簡易吸収分割(以下、本会社分割)により準備会社に承継させることについて基本合意しましたので、下記のとおりお知らせします。
記
1.会社分割の目的
水力発電は、低炭素社会構築に貢献するクリーンな再生可能エネルギーとして、今後も着実な需要が見込まれています。国内では、大型新設プラントの計画は減少していますが、既存発電設備の更新・予防保全や出力アップに対する需要は底堅く推移する見通しです。
海外については、豊富な水資源を活かした大規模な電源開発が進む中華人民共和国(以下、中国)、中南米、インド共和国などで引き続き旺盛な需要が見込まれる一方、欧州メーカーとの競合に加え、中国メーカーの海外進出が進んでおり、厳しい事業環境が継続しています。
このような状況下、3社は、会社分割により、3社の水力発電システム事業を統合することが、事業の強化・拡大を進めていくうえで、最も効果的との共通認識に至りました。
2.会社分割の要旨
(1)分割方式
日立、三菱電機、三菱重工業をそれぞれ分割会社とし、準備会社を承継会社とする簡易吸収分割です。
※ 「(2)分割する事業内容」など詳細は、関連資料参照