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バンドー化学、山九と共同で荷崩れを防ぐ輸送貨物の「固縛ベルト用張力計」を開発
業界初!荷崩れを防ぎ、輸送の信頼性を高める
輸送貨物の固縛ベルト用張力計を開発
バンドー化学株式会社(本社:兵庫県神戸市)は、このたび、長年の事業活動で培った伝動ベルトの張力を適正に管理・測定する技術を活用し、大手物流会社の山九株式会社(本社:東京都中央区)と共同で、業界初となる輸送貨物の「固縛ベルト用張力計」を開発いたしました。(特許出願済:特願2015−27693)
1.開発の背景・ねらい
近年、物流業界では、トラック輸送や鉄道輸送、海上コンテナ輸送等、輸送環境の多様化に伴い、輸送中の振動や衝撃による荷崩れ、物損事故が問題となっています。その原因の一つとして、貨物の固縛時における締め付け力の確認を全て人の感覚で行っていることにありました。そのため、個人差やその時々によってバラつきが生じていましたが、今回開発した張力計の導入により、高い精度で固縛用ベルトの張力を数値管理でき、輸送貨物の荷崩れの原因の一つである張力不足を防ぎ、輸送の信頼性を高めることが可能になりました。
2.製品の特長
1)固縛ベルトの張力をデジタル値で管理可能(業界初)。
2)輸送貨物の固縛ベルトが交差している状態でも貨物を固定する力(張力)を簡易的に測定可能。
3)コンパクトサイズ(160×80×80mm)、軽重量(1.5kg以下)のため、どこでも手軽に使用可能。
4)最大張力測定能力19,600Nと、高張力測定が可能(測定範囲:490N〜19,600N)。
5)帯鉄、ワイヤーロープを除く多様なベルトに対応。
6)電池式、データ蓄積可能、マイクロSDに対応。
3.今後の予定
今後、山九株式会社の物流拠点にて評価、検討を重ね、2016年10月から販売開始を目指します。
※参考画像は添付の関連資料を参照
以上