日立、ふくおかフィナンシャルグループに「ATMパーソナライズソリューション」を提供

ふくおかフィナンシャルグループに「ATMパーソナライズソリューション」を提供


　株式会社日立製作所（執行役社長兼COO：東原　敏昭／以下、日立）は、このたび、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ（代表取締役社長：柴戸　隆成（※）／以下、FFG）に、「ATMパーソナライズソリューション」を提供します。本ソリューションは、１０月５日から株式会社福岡銀行、１０月１３日から株式会社熊本銀行と株式会社親和銀行の全ATMを対象として、利用が開始される予定です。

　※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

　今回、FFGに提供した「ATMパーソナライズソリューション」は、個人のお客さまにとって身近で利用頻度が高いチャネルであるATMを有効活用し、お客さまへのサービス品質向上を実現するソリューションです。
　具体的には、ATM画面上に表示する商品・サービスなどに関する画像コンテンツの運用において、ATM側で迅速に画像コンテンツを更新する仕組みにより、お客さま一人一人に最適な情報を、画面上にタイムリーに表示することを支援します。また、ATMで一度行った出金・振込取引の一連の手続きをショートカットとして登録する機能や、ATMでの取引時に必要な各銀行の店舗の新設・廃止状況に関する最新の店舗情報（BIF（＊））を勘定系システムと同期して自動的にATMに反映する機能を提供します。
　これらにより、FFGにおけるATMを活用したサービス品質の向上に貢献します。

　＊BIF（Banking　Information　File）：各銀行の全店舗に関する店名や店番号などのデータファイル。

　今後、日立は「ATMパーソナライズソリューション」をクラウドサービスとしても販売・提供するほか、インターネットバンキングや営業店システムとの連携による機能強化を検討していきます。本ソリューションをはじめとして、金融機関とお客さまとのチャネルの有効活用を支援する製品・サービスの提供を拡大するとともに、複数チャネルの相互連携によりお客さまへの迅速かつきめ細やかな対応を支援するオムニチャネルサービスの実現を推進します。


■今回提供した「ATMパーソナライズソリューション」の機能

１．One　to　Oneセールス情報表示機能
　ATM起動時に自動的に更新情報を取得・反映する仕組みにより、ATMに登録する画像コンテンツを迅速かつ柔軟に更新します。これにより、画像コンテンツの更新作業にかかる負荷を低減し、画像コンテンツを頻繁に更新することが可能になり、ATMを利用するお客さま一人一人に対して、最適な商品・サービスの広告やキャンペーン情報など、有益な情報をタイムリーに提供できます。

２．取引ショートカット登録機能
　ATMで行った出金・振込などの取引における金額や振込先といった一連の手続き内容を、取引終了時にショートカットとして登録することが可能です。お客さまは、次回以降、登録したショートカットを選択することで、入力操作を省略して同じ手続きを行うことができます。本機能の活用により、頻度の高い特定の手続きを短時間で容易に実施することが可能となり、お客さまの待ち時間の短縮および操作性の向上を図ることができます。

３．BIF更新機能
　勘定系システム上で更新されたBIFを自動的にATM側にも反映します。従来、必要だった定期的なATM向けのBIF更新作業が不要となり、ATMの運用負担が低減できるとともに、店舗の統廃合や新店舗の開設への迅速な対応が可能となります。


■関連情報
　「ATMパーソナライズソリューション」に関するWebサイト＞
　http://www.hitachi.co.jp/products/it/finance/solutions/application/channel/ATMpersonalize/index.html


■商標に関する表示
　記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


以上