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日本水産、日水物流「大阪舞洲(まいしま)物流センター」の概要を発表
日水物流・大阪舞洲物流センター新設の概要
日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 細見典男、所在地:東京都港区)は、連結対象子会社である日水物流株式会社(代表取締役 社長執行役員 藤本健次郎、所在地:東京都港区)が2016年4月に開業を予定している「大阪舞洲(まいしま)物流センター」の詳細につきお知らせします。
投資金額は総額72億円を見込んでいます。
同センターは、日水物流が蓄積してきた通関・ピッキング・運送といった周辺業務も含めた冷蔵サプライチェーンの運営ノウハウを生かし、輸入冷凍・冷蔵貨物の保管や量販店等の物流センター業務の受託を行う、汎用型営業冷蔵倉庫を目指します。
昨今の冷蔵倉庫の必須課題であるフードディフェンス対策および地震対策を講じ、貨物の安全・安心を確保します。
また、将来的には、ユーザー様のさらなる要請に応えられるよう、第二期工事も視野に入れています。
同センターの稼働により日水物流の関西地区における設備の増設と事業基盤の安定化を図り、同地区でのニッスイグループの冷蔵物流事業の拡大を目指してまいります。
■立地
・建設地の舞洲は、国が国際コンテナ戦略港に指定した「阪神港」の中枢である大阪港北港に位置します。
・阪神高速湾岸線「湾岸舞洲IC」から1.6kmと大阪市内へのアクセスも良好です。
■特徴
(1)フードディフェンス対策として、顔認証システムにより倉庫への出入りを24時間監視し、約30台のセキュリティカメラが死角なく敷地内の映像を記録します。
(2)海溝型地震発生の場合でも津波の進入を許さない充分な地盤高を確保し、建物にはRC免震構造を採用しています。また、非常用電源を屋上に確保して、有事の際も人命・貨物品質・各種データを保持、バックアップのデータセンターは他地域に配置してリスクヘッジします。
(3)倉庫棟は、梁のない「フラットスラブ構造」を採用して保管効率を高め、また保管貨物にあわせた細かい保管温度の設定が可能です。
(4)冷凍機は、株式会社前川製作所の高効率自然冷媒冷凍機「NewTon」を採用し、環境負荷低減に取り組みます。これによって、環境省の平成27年度「先進技術を利用した省エネ型自然冷媒機器普及促進事業」に認定されました。
なお、「NewTon」は、2008年4月に弊社川崎物流センターに第1号機を導入して以来、機械性能の改善に弊社としても協力を続けてきました。今日では、業界トップレベルの評価を獲得している冷凍機です。
(5)業界初の「ワンウェイキャピタル工法」の導入で、柱サイズの縮小と施工本数の削減を実現し、利用効率を高めました。設備規模に比較して最多レベルの29のトラックバースを設置し、バース不足による待機車両数を軽減します。
■設備概要
名称:日水物流株式会社 大阪舞洲物流センター
所在地:大阪市此花区北港緑地1−1−12
敷地面積:約24,700m2
延床面積:約19,130m2
構造:鉄筋コンクリート造 5階建 免震構造
設備能力:約25,400設備トン
F級 約22,300設備トン
C級 約1,100設備トン
C&F級 約2,000設備トン
トラックバース:29バース
■竣工予定図
※添付の関連資料を参照
以上