米メンター・グラフィックス、高速イーサネット製品の検証向けに次世代プラットフォームを発表

メンター・グラフィックス、高速イーサネット製品の検証向けに
次世代エミュレーション・ソリューションを発表



　高性能システム検証ソリューションのリーダーであるメンター・グラフィックス・コーポレーション（本社：米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス）は、１００ギガビット・イーサネット製品の検証を迅速化する次世代プラットフォームを発表しました。ネットワーク機器設計者がこの新しいプラットフォームを利用することで、ソフトウェアとハードウェアを含めたシステム全体を効率的にテストできるようになります。さらに開発サイクルの初期段階で実ネットワーク・トラフィックを利用できるため、システム検証プロセス全体を数週間から数時間に短縮可能です。Ｖｅｌｏｃｅ（Ｒ）　エミュレーション製品ファミリとｉＳｏｌｖｅ（ＴＭ）　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ　Ｓｗｉｔｃｈで構成されたこのプラットフォームは、マルチポートのイーサネットベース設計を効率的に検証するコスト効果の高いソリューションと、ネットワーキング・システムの正確なダイナミック検証を実現します。

　イーサネットテクノロジの進化は、日々の業務、ネットワーク接続および通信の方法に変化をもたらし続けており、このテクノロジはエンタープライズＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ　Ａｒｅａ　Ｎｅｔｗｏｒｋ）で広く採用され続けています。ＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）トラフィックが急増し、アプリケーションの高度化に伴い企業内外で帯域幅拡大の必要性が増している中、ユーザはイーサネットの高速化と高性能化を図りつつ、その採用を新たな市場分野にも広げようとしています。

　「マルチメディア、ワイヤレス、ストレージ、メトロエリア・ネットワーキングなど新たな市場分野は、イーサネットベース・システムの検証の水準を押し上げています。メンター・グラフィックスでは、こうした課題の解決に向けて新たなアプローチを採用しました。ｉＳｏｌｖｅ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ　Ｓｗｉｔｃｈは、柔軟性が高く、ユーザ設定可能なモジュール式エミュレーション・ソリューションによって要求の厳しいネットワーキング顧客のニーズに応え、１ギガビット〜１００ギガビット、そしてそれ以上の速度に対応できます。」メンター・グラフィックス、Ｅｍｕｌａｔｉｏｎ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎ、Ｖｉｃｅ　Ｐｒｅｓｉｄｅｎｔ　ａｎｄ　Ｇｅｎｅｒａｌ　Ｍａｎａｇｅｒ、Ｅｒｉｃ　Ｓｅｌｏｓｓｅは、上記のように述べています。

　ｉＳｏｌｖｅ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ　ＳｗｉｔｃｈソリューションをＶｅｌｏｃｅファミリと組み合わせると、操作性の高い高性能で大規模なマルチポート・システム検証環境を構築可能であり、納品スケジュールを犠牲にすることなく革新的なネットワーキング製品を開発できます。

　このプラットフォームでは、従来のインサーキット・エミュレーション（ＩＣＥ）に加えて高性能のトランザクション・ベース・アクセラレーション動作モードも使用できます。従来のＩＣＥ機能と高性能のトランザクション・ベース・アクセラレーションを組み合わせて、ソフトウェアで設定可能な検証プラットフォームとしてのＶｅｌｏｃｅの利点が発揮されます。


＜メンター・グラフィックスについて＞
　メンター・グラフィックスは、ＥＤＡ（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ　Ｄｅｓｉｇｎ　Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎ）のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品およびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、ＥＤＡベンダとして唯一組込みソフトウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

　Ｍｅｎｔｏｒ　ＧｒａｐｈｉｃｓはＭｅｎｔｏｒ　Ｇｒａｐｈｉｃｓ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。


＜機能検証について＞
　http://www.mentorg.co.jp/products/fv/index.html