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王子HDと日光ケミカルズ、セルロースナノファイバーを用いた化粧品原料を共同開発

2015-09-03

セルロースナノファイバーを用いた化粧品原料の共同開発について


 王子ホールディングスと、日光ケミカルズ株式会社(本社:東京都中央区、社長:関根茂)は、このたび、植物を原料とするセルロースナノファイバーの化粧品原料としての新しい用途・機能の開発を、共同で行うことに合意しました。
 セルロースナノファイバーは、木質繊維(パルプ)を繊維径が数〜数十ナノメートル(*1)オーダーにまで細かく微細化したものです。その水分散物はチキソトロピック特性(*2)をもち、保水性、増粘性、粒子分散安定性に優れるほか、べとつかず水を纏うようなみずみずしい感触をもつことから、化粧品への幅広い応用が期待出来ます。また、原料の木質繊維は再生可能な資源である森林から供給されるため、環境に優しい素材と言えます。
 当社では、高品質のセルロースナノファイバーを効率よく生産できる独自のプロセスを開発し、その用途開発を進めております。
 一方、日光ケミカルズでは、GCS+E(“GREEN”、“CLEAN”、“SUSTAINABLE”+“ECONOMY”)をキーワードに、環境への配慮と同時に経済性を両立させた持続可能な発展を戦略とし、高品質で高機能な化粧品原料を開発・製造しています。
 今回の共同開発に先立つ基礎評価では、セルロースナノファイバーの化粧品原料としての優れた機能が新たに見出されました。
 今後両社は、それぞれの事業領域で長年培ってきた技術や知見、更には両社が推進する持続可能なものづくりに対する取り組みを融合させ、セルロースナノファイバーを活用した、魅力のある新製品を開発していきます。

 (*1)ナノメートル
  1ナノメートルは、1メートルの10億分の1の長さを指す。

 (*2)チキソトロピック特性
  温度が一定のもとで、ゲルに攪拌、振りまぜ等の応力を加えると、粘度が減少してゾル化し、攪拌等をやめると、もとのゲルに戻る現象。


<日光ケミカルズの概要>
 会社名 日光ケミカルズ株式会社
 所在地 東京都中央区日本橋馬喰町1−4−8
 代表者 代表取締役社長 関根茂
 資本金 1億2,000万円
 化粧品原料業界におけるリーディングカンパニー。事業内容は、化粧品・トイレタリー・医薬品・食品・一般工業用原料の販売、化粧品原料の輸出入、安全性評価・有用性評価試験の受託仲介、化粧品ビジネスのトータル・コーディネーション。





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