NTTアイティ、電子透かし活用サービス「MagicFinder」に多言語対応機能を搭載し提供開始

電子透かし活用サービス「MagicFinder」に多言語対応機能が新登場！
〜動画や印刷物にカメラをかざすだけで、使用言語に応じた情報をダイレクトに取得〜


　NTTアイティ株式会社（本社　横浜市中区、代表取締役社長　長谷雅彦）は、スマホ・タブレット等のカメラを動画や印刷物にかざすだけで、Webや地図表示などのサービスが受けられる電子透かし活用サービス「MagicFinder」に、多言語対応機能を搭載し、２０１５年９月１日より提供開始いたします。
　新しい「MagicFinder」は、サイネージ動画・静止画・印刷物等のコンテンツに埋め込んだ「電子透かし（※１）」情報と、スマホ・タブレット等の端末の使用言語情報を用いることにより、利用者の使用言語に応じた情報をダイレクトに取得することが可能です。　なお、「MagicFinder」多言語対応機能は、１０月７日から１０日まで幕張メッセで開催される「CEATEC　JAPAN　２０１５」に出展いたします。


■経緯
　今後、外国人観光客のさらなる増加が見込まれる我が国では、デジタルサイネージや案内板等の、多言語による情報提供ニーズが急増することが予測されます。
　そこで、NTTアイティでは、電子透かし入りコンテンツにスマホ・タブレット等の端末のカメラをかざすだけで、情報へダイレクトに誘導できる「MagicFinder」に、新たに多言語対応機能を開発、搭載して提供開始することといたしました。
　これまでデジタルサイネージや印刷物では、スペース等の制約により、多言語による表現には限界がありました。新しい「MagicFinder」の多言語対応機能では、そうした制約を受けることなく、多言語による情報提供が可能となります。

　＊図１は添付の関連資料を参照


■「MagicFinder」の特長
●端末の使用言語に応じた情報提供が可能
　同一の動画や印刷物から、利用者の端末の使用言語に応じた情報を提供することができます。例えば、電子透かしを埋め込んだ案内板を設置し、インターネット上に複数の言語による案内を用意することで、案内板のスペース等の制約を受けることなく、様々な言語による情報提供が可能となります。

●動画でも紙でも端末のカメラをかざすだけで、瞬時にWeb表示などのサービス提供が可能
　URL等の文字入力は不要です。利用者が端末のカメラを動画や静止画に向けるだけで、電子透かしを読み取って瞬時に関連Web表示などと連携できます。Web表示や地図表示だけでなく、電話発信やメール送信も可能です。

●同時に複数の利用者に情報提供が可能
　テレビやデジタルサイネージ、案内板などの情報提供画面から離れた位置や斜め方向からでも、電子透かしを読み取ることができます。つまり１つの画面から同時に複数の利用者に情報提供が可能です。

●埋め込み対象の動画や印刷物の表示要素を保てる
　情報を埋め込むために、撮影対象である動画や印刷物などを塗りつぶしたり、目立つマークを重ねたりする必要がありません。表示要素を保ったまま使うことができます。

●変更不可の静止画や既存の制作物には、上からシートを貼るタイプが便利
　静止画透かしを印刷した透明シートを、上から貼るだけでサービス提供が可能です。既存の案内板やポスターなどを作り替える必要はありません。


■利用シーン
●外国人への観光案内
　観光案内のデジタルサイネージ動画や、観光地の案内板に端末を向けるだけで、旬の観光情報や地図を見ることができます。誘導先に多言語のWebサイト等を用意しておけば、サイネージ動画や案内板で表現しきれなかった情報も提供できます。

●クーポンの配布
　デジタルサイネージの動画やポスターに端末を向けるだけで、クーポンの配布サイトに移動し、クーポンをダウンロードすることができます。

●お店の詳細説明
　デジタルサイネージによるお店紹介の動画や店舗案内板に端末を向けるだけで、お店の位置や商品などの詳細情報を表示します。

●お店の予約
　デジタルサイネージによるお店紹介の動画やパンフレットに端末を向けるだけで、お店の電話番号やメールアドレスが取得でき、すぐに予約の問い合わせができます。


■「MagicFinder」の利用イメージ
●サービス提供者

　動画
　（１）サービス提供者は、電子透かしを埋め込むシーンと、提供する情報を決定します。
　（２）動画ファイルを送付し、決定したシーンへの電子透かしの埋め込みをNTTアイティに依頼します。同時に、シーンに対応する連携情報（URLや地図表示する情報など）の透かし情報変換サーバへの登録も依頼します。
　（３）電子透かしを埋め込んだ動画をサイネージやテレビで再生します。

　静止画
　（１）静止画ファイルを送付し、電子透かしの埋め込みをNTTアイティに依頼します。同時に、静止画に対応する連携情報（URLや地図表示する情報など）の透かし情報変換サーバへの登録も依頼します。
　（２）電子透かしを埋め込んだ静止画をポスターやパンフレットなどの形に印刷します。


●サービス利用者
（１）利用者は、あらかじめ「MagicFinder」専用アプリケーションをダウンロードしておきます。
（２）アプリケーションを起動して、デジタルサイネージやテレビで再生されている動画やポスター、パンフレットなどに、端末のカメラを向けます。
（３）電子透かしが読み取られ、瞬時にWeb表示等のサービスを利用することができます。

　＊図２は添付の関連資料を参照


■提供形態
　NTTアイティが運用する透かし情報変換サーバを、共同で利用するASPサービスとして提供します。（サービス利用者が使用するアプリケーションとして、全サービスで共通利用するタイプのAndroid版アプリとiOS版アプリが含まれます。利用者は、GooglePlay、AppStoreから無料でアプリケーションをダウンロードできます）。
　電子透かしの埋め込み作業は、動画ファイル、または静止画ファイルを送付いただき、NTTアイティが実施いたします。


■価格
　サービス提供者様のご要望内容に合わせて個別お見積りとなります。
　お気軽にお問い合わせください。


■販売開始時期
　開始時期２０１５年９月１日（火）


［語句等の説明］
　※１　電子透かし
　人間の目には判別しにくく情報を埋め込む「電子透かし」という技術です。本製品はNTTメディアインテリジェンス研究所が開発した技術を使用しています。


　「MagicFinder」「マジックファインダー」は、NTTアイティの登録商標です。
　その他の商品名は、各社の商標または登録商標です。