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デル、「Wyse シンクライアント」でユニマットライフのクライアント仮想化基盤を全面刷新
デル、「Wyse シンクライアント」でユニマットライフのクライアント
仮想化基盤を全面的に刷新
〜完全なシンクライアント化と運用管理の自動化によって、
オペレーションコストとシステム運用の作業負荷を大幅削減〜
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手 智行、以下、デル)は、さまざまなアメニティ提案を進める株式会社ユニマットライフ(本社:東京都港区、代表取締役社長:菅田貴人、以下、ユニマットライフ)が、デルの独自シンクライアントOS「Wyse ThinOS」を搭載した「Wyse シンクライアント」を導入して、端末運用管理コストの大幅削減と、より柔軟なワークスタイルのための布石を実現した事例を発表しました。
これまで運用してきたRDS基盤を、デルのクライアント仮想化ソリューションで全面的に刷新し、750台のWyseシンクライアント端末による完全なシンクライアント化と運用管理の自動化を行うことで、オペレーションコストとシステム運用の作業負荷の大幅な削減を可能にしました。
ユニマットライフは、「暮らしの中にゆとりと安らぎを提供する」を経営の基本精神に、オフィスのコーヒーサービスや環境美化用品のレンタルサービスなどで順調に業績を伸ばし、国内オフィスアメニティのトップベンダーとしての地位を築きつつあります。
同社では、20万社近くの顧客情報を扱うため、情報セキュリティの強化という面からもシンクライアント化には早くから強い関心を持っており、一部のシステムに他社のクライアント仮想化基盤を導入してきました。しかし、ビジネスの成長に伴い、1台の仮想サーバに接続するシンクライアント端末が増えるにつれて、仮想化基盤上にある業務基幹システムのパフォーマンス低下や、日常的な運用管理、メンテナンスコストの増大などの課題が出てきました。さらに、サーバの保守契約切れが間近に迫っており、ここでも早急な対応が迫られていました。
そこで、これらの問題を、全面的かつ抜本的に解決する方針を打ち出し、人事、給与、会計、および売上・請求管理を含む販売システムなどの基幹系業務システムすべてをシンクライアント化する、新しいクライアント仮想化ソリューションの導入に着手しました。
ユニマットライフ システム室 室長の蓮見裕一氏は、Wyse シンクライアントを採用した理由について、次のように述べています。「コストパフォーマンスの高さや最新のクライアント仮想化に関する技術知識に加え、豊富な実績を背景にした企画提案力が主な評価のポイントです。加えて、当社の要望や質問に対して迅速に対応するスピード感と、営業担当者の熱意ある姿勢に採用を決めました」
また、今回のもう1つの注目点に、プロジェクトのスピード感があげられます。最初のシステム提案から採用決定まではわずか2か月。その後の開発、移行完了、サービス開始まで4か月というハイペースで、さらにデータセンターの移行も同時並行で行われました。まさにインフラまでをすべて刷新する総力プロジェクトとなりました。
新しいクライアント仮想化ソリューションでは、Wyse シンクライアント T10が750台導入され、その内150台がVMware Horizon View 5.2によるVDI、残りの600台がMicrosoft Windows Server 2012によるRDS上で稼働しています。一方サーバ側は、Dell PowerEdge M1000e ブレードエンクロージャ2台、Dell PowerEdge M620 ブレードサーバ18枚、Dell EqualLogic PS6110S 10GbE iSCSI アレイ6台で構成され、この基盤上に各基幹系業務システムの仮想サーバ1150台が稼働しています。
「移行前は、ファットクライアントのPCが数多く存在していたため、年間100台くらいのPCの新規追加・廃棄があり、毎日それらの作業や修理、データやソフトウェアの入れ替えなどに追われていました。移行後はそうした作業のほとんどがなくなり、システム管理のコストが劇的に改善しただけでなく、管理品質そのものも大きく向上できました」と、蓮見氏は導入効果について述べています。
また、蓮見氏は、「今回のシンクライアント化の結果、すべてのソフトウェアやデータは本社のサーバに集約・管理され、PCの知識のない人でも安心して利用できるようになりました。アップデートやセキュリティパッチの適用などもすべて集中的に実行できるため、作業品質やセキュリティレベルも大きく向上しました」と、エンドユーザ側の業務効率も大きく向上したと語っています。
今後のWyse シンクライアントの活用について蓮見氏は、「シンクライアント化の長所を活かした自由度の高いワークスタイルを提供できる仕組みを考えていきたいと思います。個人的な夢としては、バーチャル事務センターのようなものも可能ではないかと考えています。今後はこの新しい仮想化基盤をステップボードに、さまざまな形での業務の効率化や省力化を進め、自社のビジネスの成長にさらに貢献していけたらと思っています」と、意欲を見せています。
■採用にあたりデルが評価された点
・ソフトウェアのアップデートやセキュリティパッチ適用などの日常メンテナンスが不要に
・運用管理の工数削減でランニングコストが大幅にダウン
・中央のサーバによる集中管理で安定性・可用性が向上
・データ保全の確実性や情報セキュリティが飛躍的にアップ
・PCの知識のないユーザでも常に同じクライアント環境で安心して使える
■今回導入されたシステム
・Wyse シンクライアント T10
・Dell PowerEdge M1000e ブレード
・Dell PowerEdge M620 ブレードサーバ
・Dell EqualLogic PS6110S 10GbE
・Dell Netoworking S4810
・Dell SonicWALL
株式会社ユニマットライフの事例詳細につきましては、以下をご参照ください。
※参考資料は添付の関連資料を参照
Dell(TM) Wyse T10 シンクライアントについては以下をご参照ください。
http://www.dell.com/jp/business/p/wyse-t-class/pd?〜ck=anav
*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。