Article Detail
参天製薬、中国での開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「タプロス」の輸入医薬品承認を取得
中国にて開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「泰普■斯(タプロス)」の
輸入医薬品承認を取得
※■印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照
参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下参天製薬)は、2015年7月27日、中国にて開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「泰普■斯」(日本語読み:タプロス、一般名:タフルプロスト)(以下「タプロス」)の輸入医薬品承認を取得し、各種手続きが8月21日に完了しましたので、お知らせします。
「タプロス」は、原薬を旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区)が製造、当社が製剤化を実施し、両社で共同開発を行った、プロスタグランジン F2α(*)誘導体の緑内障・高眼圧症治療剤です。また、日本ではすでに2008年12月より「タプロス点眼液 0.0015%」として発売され、現在世界60ヵ国以上に展開されています。
*「F2α」の正式表記は添付の関連資料を参照
緑内障は、眼圧の上昇などによって視神経が障害されて視野欠損が進行する疾患で、眼疾患による視覚障害(視力低下、失明)の主な原因となっています。緑内障の視神経障害および視野障害は進行性で非可逆的であるため、早期発見・早期治療が重要であり、その治療は眼圧の下降およびその長期にわたる眼圧のコントロールが基本です。
参天製薬では、現在、角結膜疾患治療剤や合成抗菌点眼剤などを中心に、数種類の点眼剤を中国で販売しています。開放隅角緑内障・高眼圧症治療剤「タプロス」が製品ラインナップに加わることで、多様な治療の選択肢を医療の現場に提供でき、患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)向上に寄与できることを期待しています。
尚、本件による、今期の通期業績予想に対する修正は予定しておりません。
<中国における製品概要>
一般名:タフルプロスト
剤型:水性点眼液
効能・効果:開放隅角緑内障・高眼圧症
用法・用量:1日1回、1回1滴点眼する
<特徴>
・プロスタグランジン F2α誘導体の緑内障・高眼圧治療剤に分類されます。
・ぶどう膜・強膜流出経路からの房水流出を促進し、強力かつ安定した眼圧下降作用を示します。
・正常眼圧緑内障患者さんにおいても確実な眼圧下降作用が認められています。
・視神経乳頭近傍の網膜動脈の血流速度および網膜組織血流量の増加作用が認められています。
・重篤な副作用は、眼局所・全身ともに認められていません。
・製剤の有効期間は室温(1〜30℃)で3年間です。
以上
◇参天製薬(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医薬品の研究、開発、販売・マーケティング活動を行っています。世界50か国以上で製品を販売しており、国内の医療用眼科薬市場においてはNo.1のシェアを有しています。今後も眼科領域におけるリーディング・カンパニーとして、未充足ニーズを満たす価値ある製品・サービスの提供を通じて、社会への貢献を果たしてまいります。詳細については、当社ホームページhttp://www.santen.co.jpをご参照ください。