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横浜ゴム、ブルーライトを全域制御可能な無色で透明性の高いブルーライトカットフィルムを開発

2015-08-26

横浜ゴム、3タイプのブルーライトカットフィルムをラインアップ。ディスプレイ以外にも幅広い産業分野に展開


 横浜ゴム(株)は、自社が持つ3タイプのブルーライトカットフィルムで幅広い産業分野への展開拡大を図る。横浜ゴムブルーライトカットフィルムは、2013年に第一弾として短波長域の制御を特徴とした「YF−Bシリーズ」、2014年にディスプレイのLED光源から発せられる450nm領域を選択的に制御する「YF−Zシリーズ」を発売した。2015年には第三弾としてブルーライトの全域制御可能な無色で透明性の高い「YF−Rシリーズ」を開発した。

 ブルーライトは紫から青色に見える380〜495nm領域の可視光線で、目の網膜に達する割合が多いことから、疲れ目、ドライアイ、網膜の機能低下や体内時計の狂いなどへの影響が指摘されている。こうしたブルーライトを減衰するために開発したのが「YFシリーズ」。

 「YF−Bシリーズ」は、フィルムの無色・透明性を確保しながらブルーライトの中でもより紫色の短い波長域(350nm〜400nm付近)を大きくカットできるのが特徴。ショーケースや陳列棚などの照明にもLEDの使用が多くなっており、光源から発せられる高エネルギー光による商品への影響懸念から、短波長光を低減する「YF−Bシリーズ」のような製品へのニーズが高まっている。また、高演色テレビなどで近年採用が始まっている量子ドットディスプレイは、高画質でより鮮明な色彩を表現できるが、短波長域の光線も強くなってしまうデメリットがあり、「YF−Bシリーズ」が注目されている。

 「YF−Zシリーズ」は、無色・透明を確保しながらブルーライトの波長がピークになる450nm付近を、自社特許技術「青色光選択反射」技術で大きくカットできるのが特徴。「青色光選択反射」技術は太陽光にも含まれる青色光を反射する特性を持っており、ディスプレイ用途以外にも、意匠性を重視したウィンドウフィルム等、幅広い用途での展開を検討している。

 「YF−Rシリーズ」は、今年7月に発表した新技術商品で、無色・透明を確保しながら380〜495nmのブルーライト波長域全体を効果的にカットできるのが特徴。目にやさしく自然な色合いを再現できるため、子供の教育現場で使われるタブレット端末やPC、スマートフォン向けに採用拡大を目指す。

 ※参考資料は添付の関連資料を参照





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