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不動産経済研究所、7月の近畿圏のマンション市場動向を発表
≪近畿圏のマンション市場動向≫
−2015年7月度−
◎発売は37.6%減の1,258戸、3カ月ぶりに前年同月を下回る。
◎m2単価は11.7%アップ。在庫は11カ月ぶりの2千戸割れ。
(1)7月の発売は1,258戸、前年同月(2,016戸)比37.6%減、前月(1,755戸)比28.3%減。
(2)契約率75.1%、前年同月(77.1%)比2.0ポイントのダウン、前月(74.8%)比0.3ポイントのアップ。
(3)1戸当り価格は3,578万円、1m2当り単価は59.3万円。
前年同月比で戸当り価格は40万円(1.1%)のダウン、m2単価は6.2万円(11.7%)のアップ。
前年同月比で戸当り価格は2カ月連続のダウン。m2単価は2カ月ぶりのアップ。
(4)販売在庫数は1,966戸、前月末比170戸の減少(’15年6月末2,136戸、’14年7月末2,061戸)。
(5)即日完売物件(1物件4戸)
[1]ジオ千里中央4期25〜27次 (豊中市 4戸 4,325万円 52.1万円 平均1倍 最高1倍)
(6)マンション市況の特徴
専有面積減でm2単価アップも戸当たり価格はダウン。
大阪府下以外の総てのエリアで供給戸数が減少。
☆近畿圏のマンション市場動向(2015年7月度)
(調査対象地域=大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)
1. 7月の新規発売戸数は1,258戸である。対前年同月(2,016戸)比758戸、37.6%減、対前月(1,755戸)比497戸、28.3%減である。
2. 7月の地域別発売戸数は大阪市部512戸(全体比40.7%)、大阪府下310戸(同24.6%)、神戸市部244戸(同19.4%)、兵庫県下94戸(同7.5%)、
京都市部83戸(同6.6%)、奈良県15戸(同1.2%)、京都府下、滋賀県、和歌山県での発売はなかった。
3. 新規発売戸数に対する契約戸数は945戸で、月間契約率は75.1%。前月の74.8%に比べて0.3ポイントのアップ、前年同月の77.1%に比べて2.0ポイントのダウンとなっている。
4. 7月の地域別契約率は大阪市部79.3%、大阪府下69.7%、神戸市部78.3%、兵庫県下58.5%、京都市部79.5%、奈良県73.3%。
5. 7月の1戸当り平均価格、1m2当り単価は、3,578万円、59.3万円である。前年同月比は戸当り価格は2カ月連続のダウン。m2単価は2カ月ぶりのアップ。
2015年6月は3,664万円、55.1万円であったので、前月比総額では86万円(2.3%)のダウン、m2単価は4.2万円(7.6%)のアップ。
2014年7月は3,618万円 53.1万円であったので、前年同月比総額では40万円(1.1%)のダウン、m2単価は6.2万円(11.7%)のアップ。
6. 7月の地域別平均価格、1m2当りの分譲単価は以下のとおり。
大阪市部3,087万円、62.5万円、大阪府下4,627万円、61.4万円、神戸市部2,642万円、50.9万円、兵庫県下4,037万円、53.5万円、京都市部4,897万円、65.1万円、奈良県3,723万円、46.1万円。
7. 即日完売は4戸(全体の0.3%)、フラット35登録物件戸数は779戸(同61.9%)であった。
8. 7月末現在の継続販売在庫数は1,966戸で、2015年6月末現在の2,136戸に比べて170戸の減少。
9. 2015年8月の発売戸数は1,500戸程度の見込みである(’14年8月 1,217戸、’13年8月 1,994戸、’12年8月 1,276戸、’11年8月 1,282戸)。
※以下の資料は添付の関連資料を参照
・II.新規物件特性分析(2015年7月末現在)
・II.新規物件特性分析(2014年7月末現在)
・1.タイプ別戸数
・1.価格帯別戸数
・図−1.新築マンション価格の推移(首都圏・近畿圏)2012年7月〜2015年7月
・図−2.契約率の推移(首都圏・近畿圏)2012年7月〜2015年7月
・図−3.月間発売戸数の推移(首都圏・近畿圏)2013年7月〜2015年7月