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富士通、次世代グローバル光伝送システム「1FINITY(ワンフィニティ)」を開発
光伝送システムの新シリーズ「1FINITY」を開発
「FLASHWAVE」シリーズと高い互換性、ディスアグリゲーションを実現
当社は、次世代グローバル光伝送システム「FUJITSU Network 1FINITY(ワンフィニティ、以下、1FINITY)」シリーズを開発しました。12月から北米で発売開始し、順次全世界へ展開します。「1FINITY」は機能ごとに機器を分割したディスアグリゲーション構成を実現したことで、初期投資を抑えながら早期にネットワーク環境を構築可能な製品です。また、既存の「FLASHWAVE」シリーズと高い互換性を有しています。
当社は、本製品を通信事業者のお客様に加え、データセンターオペレーターのお客様などにも幅広く提供していきます。
■背景
近年、国内外におけるネットワークサービス市場の急速な変化に伴い、お客様に新しいネットワークサービスをいち早く提供することが求められており、高速・大容量伝送を実現する光伝送システムも、オールインワン構成からカスタマイズが容易で機能ごとに機器を分割したディスアグリゲーション構成が求められてきています。そこで、当社は2000年から提供しているオールインワン型の「FLASHWAVE」シリーズに追加して、ディスアグリゲーションを実現する「1FINITY」シリーズを新たに提供開始します。
■製品特長
「1FINITY」は、WDM機能・トランスポート機能・スイッチ機能・アクセス機能が、別々のブレードに分割された4つのブレード群で構成されます。本製品は、各ブレードを個別に利用できるディスアグリゲーション型運用に加え、ソフトウェアにより複数のブレードを組み合わせるインテグレーション型運用にも対応しています。また、既存の「FLASHWAVE」シリーズと高い互換性を有するため、「FLASHWAVE」シリーズで構築されたお客様のネットワークにおいて将来スムーズな「1FINITY」シリーズへの移行を実現します。
これら「1FINITY」ブレードは世界最高クラスの小型化を実現しており、お客様のニーズに合わせて、システムの初期投資を抑えながら段階的に構築していくことが可能です。「1FINITY」ブレードは、1RU(注1)で構成されるブレード・セントリック・アーキテクチャーを採用しているため、ラック搭載時に無駄な空間を防ぎ設置スペースの効率化が図れます。
■提供製品
今回、エントリーモデルとして「1FINITY T100」ブレードを提供します。本製品は、データセンター間接続に特化した大容量かつ低消費電力製品であり、現在、北米のお客様を中心に「1FNITY T100」ブレードの実証実験中です。
当社は、今後「1FINITY」シリーズの提供を通して、あらゆるお客様のスピーディーなネットワーク構築に貢献します。
■販売価格、および出荷開始時期
・販売価格、および出荷開始時期
製品名:「FUJITSU Network 1FINITY T100」
販売価格:個別見積り
出荷開始時期:2015年12月(北米から順次販売)
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
○注釈
注1 1RU:
1ラックユニット(Rack Unit)の略。1Uとも表記され、19イントと23インチラックの1区画分(4.445cm)の高さに相当。