日本産業機械工業会、６月の産業機械受注状況を発表

平成２７年６月　産業機械受注状況


１．概要

　本月の受注高は４，６９７億８，７００万円、前年同月比９１．５％となった。

　内需は、２，６０９億９，１００万円、前年同月比１０８．２％となった。
　内需のうち、製造業向けは前年同月比１１１．６％、非製造業向けは同１１４．４％、官公需向けは同１０１．９％、代理店向けは同９０．７％であった。
　増加した機種は、ボイラ・原動機（１０９．７％）、鉱山機械（１３８．８％）、プラスチック機械（１２４．２％）、ポンプ（１１１．２％）、送風機（１４０．８％）、運搬機械（２０２．８％）、変速機（１０５．２％）、金属加工機械（１２３．１％）、その他機械（１０９．０％）の９機種であり、減少した機種は、化学機械（９１．８％）、タンク（２９．１％）、圧縮機（９８．７％）の３機種であった（括弧の数字は前年同月比）。

　外需は、２，０８７億９，６００万円、前年同月比７６．７％となった。
　プラントは５件、５３６億１，５００万円、前年同月比３４．８％となった。
　増加した機種は、ボイラ・原動機（１４６．０％）、タンク（８４７５４．５％【約８４７倍】）、プラスチック機械（１３４．３％）、ポンプ（１５９．６％）、圧縮機（１２３．５％）、運搬機械（１５１．７％）、変速機（１２５．２％）、金属加工機械（８２４．４％）、その他機械（１２８．８％）の９機種であり、減少した機種は、鉱山機械（３４．３％）、化学機械（２４．６％）、送風機（６９．８％）の３機種であった（括弧の数字は前年同月比）。


２．機種別の動向

　［１］ボイラ・原動機
　電力、外需の増加により前年同月比１２７．１％となった。

　［２］鉱山機械
　窯業土石の増加により同１０２．１％となった。

　［３］化学機械（冷凍機械を含む）
　外需の減少により同４５．４％となった。

　［４］タンク
　外需の増加により同７２９．３％となった。

　［５］プラスチック加工機械
　自動車、外需の増加により同１３０．２％となった。

　［６］ポンプ
　官公需、外需の増加により同１２１．９％となった。

　［７］圧縮機
　外需の増加により同１１０．１％となった。

　［８］送風機
　自動車、電力の増加により同１２６．５％となった。

　［９］運搬機械
　電気機械、造船、電力、卸売・小売、外需の増加により同１８７．１％となった。

　［１０］変速機
　情報通信機械、その他製造業、外需の増加により同１０８．３％となった。

　［１０］金属加工機械
　外需の増加により同３８４．７％となった。


　※以下の資料は添付の関連資料「平成２７年６月　産業機械受注状況」を参照
　　・（表１）産業機械　需要部門別受注状況
　　・（表２）産業機械　機種別受注状況
　　・（表３）平成２７年６月　需要部門別機種別受注額