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サイバネットシステム、3Dディスプレー用クロストークモニター「DXM43D」の国内販売開始

2011-03-29

3Dディスプレイ用クロストークモニター「DXM43D」国内販売開始のお知らせ

両眼同時に3Dディスプレイの明度の時間変化を測定


 サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、自社開発した測定システム3Dディスプレイ用クロストークモニター「DXM43D(ディーエックスエムフォースリーディ)」の販売を2011年3月23日より開始することをお知らせします。

 3D映画の世界的な大ヒットの流れから、大手家電メーカーは3D対応テレビや家庭用3D対応ビデオカメラを発売し、一般消費者の間でも3D映像に対する認知度は飛躍的に高まっております。世界3D市場規模は、2015年には4兆2,863億円との予測が報告されています。(※1)

 3Dディスプレイは、2Dディスプレイに比べてコストが高く、コンテンツやサービス不足が課題となっています。しかし、今後は高い技術による高性能化や低コスト化が進み、コンテンツやサービスも充実することにより、市場の拡大が期待されている分野です。

 3Dディスプレイには、左右の眼に分離して送るべき情報(映像)が、時間的に混じってしまうクロストークと呼ばれる現象があり、その技術的な課題対策を行うための評価システムが求められておりました。

 サイバネットは、このクロストークおよび明度(※2)の測定、評価が行える測定システム「DXM43D」を開発し、販売を開始します。そして、「製品の性能検証を行いたい」、「市場投入を早めたい」など、顧客が抱える測定評価の問題を解決し、製品開発精度の向上ならびに開発期間の短縮に貢献します。


■製品の機能・特長
◇測定対象
 LCD、PDP、有機EL、プロジェクターなどの各種3Dディスプレイ
 ディスプレイ駆動周波数は10倍速(600Hz)以下(※3)

◇測定項目
 両眼位置における下記項目の測定が行えます。その他にも解析に役立つ機能を多数搭載しております。

 ・明度の時間変化
 ・明度変化(10%→90%、90%→10%)の所要時間
 ・明度変化の周波数特性
 ・左右の明度比(時間変化、指定時間平均)
 ・眼間クロストーク値(※4)

◇システム構成
 ・測定部(PC接続用USBケーブル含む)
 ・計測解析用ソフトウェア

  ●システム構成略図
  ●計測解析用ソフトウェア画面
   ※添付の関連資料を参照


■展示会出展予定
 DXM43Dの展示、デモを行う予定です。

 第21回 ファインテック ジャパン

 日時 2011年4月13日(水)〜15日(金)
 会場 東京ビックサイト 東5ホール ブース番号 28−20
 詳細 http://www.ftj.jp/


■価格
 下記お問合せ先まで、別途ご連絡ください。

 DXM43Dの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
 http://www.cybernet.co.jp/dxm43d/


<注釈>
※1:株式会社富士キメラ総研 [3Dディスプレイ/ビジネス市場の全貌 2010]より
※2:測定器出力電圧と輝度値(輝度計測定値)の対応付けにより、輝度換算が可能
※3:ディスプレイ駆動の1周期を時間方向に100分割して測定する場合
※4:IEC 62629で検討中の計算方法に準拠


【サイバネットについて】
 サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
 電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
 また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
 サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
 http://www.cybernet.co.jp/

※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。

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