NEC、顔認証でログオンできるPCセキュリティーソフトを強化し販売開始

NEC、顔認証でログオンできるPCセキュリティソフトウェア「NeoFace　Monitor」を強化
〜マイナンバー管理に有効なアクセス監視機能を追加〜


　NECは、世界No．１の認証精度（注１）を有する顔認証エンジンをベースに、顔認証によるPCログオンや、ログオン中の利用者の常時監視を可能とするPCセキュリティソフトウェア「NeoFace　Monitor（ネオフェイス・モニター）」を強化し、「NeoFace　Monitor　V２」として本日より販売開始します。

　「NeoFace　Monitor　V２」は、認証に失敗した人物の顔画像記録や、統合型PCセキュリティソフトウェア「InfoCage（インフォケイジ）　PCセキュリティ」との連携機能（注２）などを強化しました。これらにより、マイナンバーをはじめとする重要情報の漏えい対策が求められる環境に対応します。

　NECは「社会ソリューション事業」を推進しており、中でもグローバル成長戦略の柱の一つとして、セーフティ事業に注力しています。今回の新製品は、官公庁・企業等の情報セキュリティをさらに強化し、安全なビジネス環境の構築に貢献するものです。

　※イメージ画像は添付の関連資料を参照


■背景
　昨今、官公庁や自治体、企業などにおいて、情報セキュリティ強化のニーズが高まっています。特に、本年１０月から全ての国民に通知されるマイナンバーは、「特定個人情報」として企業での厳格な取り扱い義務が課せられます。
　今回の製品は、カメラに顔を向けるだけの簡単ログオンという利便性を維持しながら、重要情報の運用管理機能を強化するものです。


■「NeoFace　Monitor　V２」の価格・出荷時期

　※添付の関連資料を参照


■「NeoFace　Monitor　V２」の特長
　１．不正利用の抑止に貢献
　　ログオン時／ロック解除時／常時監視中に認証NGとなった顔画像をログとして保存することで、不正利用の抑止が期待できます。また、認証NGのログが残っていた場合に、登録ユーザが横を向いている等の理由で認証NGになったのか、未登録ユーザが不正利用を試みたのか、またその時どのような人物が不正利用を試みたかを、写真で目視確認できます。

　２．セキュリティと利便性を両立
　　ディスクの暗号化や周辺機器の利用制限等、幅広いセキュリティ機能を持つNECの統合型PCセキュリティソフトウェア「InfoCage　PCセキュリティ」と組み合わせて利用することが可能です（注３）。高度なセキュリティを実現しつつ、「InfoCage　PCセキュリティ」に標準搭載しているパスワード認証を「NeoFace　Monitor　V２」の顔認証と連携させ、シングルサインオンを実現することで利便性を向上します。

　３．大規模運用時のメンテナンス負担を軽減
　　顔画像の登録やユーザ情報の変更等、これまで管理者にのみ付与されていた作業の一部を権限委譲できます。一部の管理者に集中していた作業負荷を分散することで、大規模ユーザでの柔軟な運用を実現します。


　NECは、今後も顔認証を用いたソリューションをはじめセーフティ事業を強化し、グローバルに拡大してまいります。


　NECグループは、「２０１５中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。


以上


　（注１）NEC、米国国立標準技術研究所（NIST）の顔認証技術
　　　　　　ベンチマークテストで３回連続の第１位評価を獲得
　　　　　　http://jpn.nec.com/press/201406/20140620_01.html
　（注２）Windowsサーバで利用者情報や権限を一元管理する機能
　　　　　　Active　Directoryは、米国Microsoft　Corporationの米国およびその他の国における登録商標
　（注３）連携機能の出荷開始は９月を予定


■本件に関する情報
　「NeoFace　Monitor」について
　http://jpn.nec.com/biometrics/logon.html


＜本件に関するお客様からのお問い合わせ先＞
　NEC　第二官公ソリューション事業部
　E−Mail：neoface@gsd.jp.nec.com