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東芝、東京電力横浜火力発電所設備更新工事で初軸運転開始

2015-08-11

東京電力 横浜火力発電所設備更新工事における初軸運転開始について


 当社は、横浜火力発電所7・8号系列コンバインドサイクル発電設備(既設出力350MW×8軸)の更新工事にあたり、この度、初軸となる7号系列第2軸の更新を完了しました。当社として国内における最大の更新工事となり、2018年1月までに両系列全8軸を完工する予定です。

 横浜火力発電所7・8号系列は、1998年に運転を開始してから約20年が経過しているコンバインドサイクル発電所です。今回の受注は、ガスタービン、高中圧蒸気タービンおよび制御装置を新型設備に更新するもので、当社が機器の供給からシステム設計、据付、試運転までを担当します。既設の発電設備を可能な限り流用しつつ、横浜火力発電所向けに設計した当社製の高効率の高中圧蒸気タービンと、米国ゼネラル・エレクトリック社(GE)製の9F型ガスタービンを最適に組み合わせることでプラント全体のシステムの高効率化を実現しています。従来と比較して熱効率を1.7%向上(注1)させるとともに出力を増加(注2)させ、電力需要の多い夏季帯の電力供給にも対応できます。

 コンバインドサイクル発電は、通常の火力発電と比較して同量の燃料からより多くの電力を発電することができるため、国内においては、1990年代を中心に数多く建設されてきました。これらのなかには、すでに運転開始から20年以上が経過している発電所もあり、今後も既設コンバインドサイクル発電所の高効率化という市場要求がより高まることが予測されます。

 当社は、今後ますます需要が増えていくコンバインドサイクル発電設備の更新事業において、信頼性の高い機器を用い、システムの最適設計によるプラント全体での高効率化を提案していくことで、火力発電事業の更なる事業拡大を図ります。


 注1 今回の熱効率の向上により削減できるCO2排出量は、7,8号系列合計で、東京都の約1割の森林が吸収するCO2量に相当(当社試算)。
 注2 既設設備のコンバインド定格出力350MW/軸から、377MW/軸に出力を増加。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照





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