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キヤノン、ノイズの少ないカラーフルHD動画の撮影が可能な超高感度多目的カメラを発売
キヤノン初の超高感度多目的カメラ“ME20F−SH”を発売
最大ゲイン(※1)時は最低被写体照度0.0005lux以下(※2)(ISO感度400万相当)を実現
キヤノンは、超高感度撮影が可能な多目的カメラの初号機“ME20F−SH”を2015年12月上旬より発売します。
◇製品画像は添付の関連資料を参照
新製品は、2013年にキヤノンが開発したフルHD動画撮影専用の35mmフルサイズCMOSセンサー(※3)を改良し、搭載した超高感度多目的カメラで、赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的な低照度環境下でも、赤外線投光なしでノイズの少ないカラーのフルHD動画の撮影が可能です。これにより、肉眼では被写体の識別が困難な暗闇でも、自然災害の監視や野生動物の生態撮影など、防災・防犯から映像制作まで幅広い用途で、これまでは映し出すことが難しかった映像の撮影が可能です。
■暗闇でのカラー動画撮影を可能にする超高感度CMOSセンサーを採用
一辺19μm(※4)の大きな画素を持ち、画素部および読み出し回路に独自技術を搭載した35mmフルサイズCMOSセンサーにより、最低被写体照度0.0005lux以下(最大ゲイン75dB時、ISO感度400万相当)の超高感度と低ノイズを両立しています。これにより、人工照明や月明かりのない暗闇でも、星明かりなどの非常にわずかな光源だけで被写体を認識できるようになります。
■豊富なラインアップを誇るEFレンズにより多彩な映像表現が可能
キヤノンの一眼レフカメラや映像制作機器CINEMA EOS SYSTEM同様、EFマウントを採用しているため、豊富なラインアップを誇るキヤノンのEFレンズ(※5)を使用できます。用途や撮影シーンに応じて、効果的な画角や明るさのレンズを選択できるため、多彩な映像表現が可能です。
■動画撮影において標準的な各種インターフェースに対応
外部レコーダーやモニターへの出力を可能にする3G/HD−SDI端子・HDMI端子や、リモコンでの遠隔操作を可能にするリモート端子など、動画撮影において標準的に使用される各種インターフェースに対応しているため、撮影現場での映像確認や人が近づくことが難しい場所での撮影などが可能です。
※1 ゲインとは、画素からの出力信号の増幅度を示す。単位はデシベル(dB)。ゲインの設定値を上げるほど暗い場所での撮影が可能。
※2 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)発行の「CCTV 機器スペック規定方法」(TTR−4602B)に準拠。(カラー/蓄積なし/F1.2/30P/50IREの条件下で撮影した場合の理論値)
※3 2013年3月4日発表のニュースリリース(http://web.canon.jp/pressrelease/2013/p2013mar04j.html)をご参照ください。
※4 1μm(マイクロメートル)は100万分の1メートル。
※5 動作確認済みのEFレンズの詳細は、2015年12月中にキヤノンの放送・業務用映像機器ホームページ(canon.jp/bctv)に掲載予定です。
<主な特長>
1.暗闇でのカラー動画撮影を可能にする超高感度CMOSセンサーを採用
・キヤノンのレンズ交換式カメラの最上位機種である「EOS−1D X」(2012年6月発売)などに使用されているCMOSセンサーと比べて、7.5倍以上の面積を持つ一辺19μmの大きな画素と、画素部および読み出し回路に独自技術を搭載した35mmフルサイズCMOSセンサーにより、超高感度と低ノイズを両立。
・最低被写体照度0.0005lux以下(最大ゲイン75dB時、ISO感度400万相当)を実現。これにより、赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的な低照度環境下でも、赤外線投光なしでノイズの少ないカラーのフルHD動画の撮影が可能。
・映像制作機器CINEMA EOS SYSTEMにも採用されている、広いダイナミックレンジを持つCanon LogやWide DRを採用しているため、低照度から高照度まで幅広い照度環境で高画質な動画撮影が可能。
2.豊富なラインアップを誇るEFレンズにより多彩な映像表現が可能
キヤノンの一眼レフカメラや映像制作機器CINEMA EOS SYSTEMにも搭載されているEFマウント(シネマロックタイプ)を採用しているため、豊富なラインアップを誇るキヤノンのEFレンズを使用可能。用途や撮影シーンに応じて、効果的な画角や明るさのレンズを選択できるため、多彩な映像表現が可能。
3.動画撮影において標準的な各種インターフェースに対応
・3G/HD−SDI端子やHDMI端子(両端子とも出力のみ)を搭載しているため、撮影現場で外部レコーダーやモニターなど、さまざまな周辺機器へケーブル1本で映像出力が可能。
・φ2.5mmステレオミニミニジャックやRS−422用丸型8ピンのリモート端子を搭載しているため、キヤノンのリモートコントローラー「RC−V100」(2014年6月発売・別売)(※)の接続が可能。これにより、人が近づけない場所での撮影や定点監視などを行う際に、カメラ本体から離れた場所でもカメラの設定・操作が可能。
・φ3.5mmステレオミニジャック端子に外部マイクを接続することで、撮影現場において映像信号と合わせて音声出力が可能。
※RS−422用丸型8ピンのリモート端子を使用する場合は、「RC−V100」を対象としたファームウエアを適用する必要があります。詳細は2015年12月中にキヤノンの放送・業務用映像機器ホームページ(canon.jp/bctv)に掲載予定です。
<主な仕様>
◇添付の関連資料を参照
*HDMI、HDMIロゴ、およびHigh−Definition Multimedia InterfaceはHDMI Licensing LLCの商標または登録商標です。
●一般の方のお問い合わせ先:
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
イメージングソリューション営業部
03−3740−3304