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NEXCO西日本と三井住友建設、超高耐久橋梁の開発に向け挙動を確認

2015-08-03

現地における非鉄製実証橋の施工について
―超高耐久橋梁の開発に向けた挙動確認−


 西日本高速道路株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:石塚 由成)と三井住友建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 新井 英雄)は、鉄筋やPC鋼材などのように物理的に腐食の可能性のある材料に替わり、腐食しない新材料を緊張材として用い、耐久性を向上させて維持管理費用を低減することによりトータルコストを削減、また鋼材腐食によるコンクリート片はく落などによる第三者災害の防止を目指し、非鉄製材料を用いた超高耐久橋梁:Dura−Bridge(Durable Bridge)の共同研究を平成22年3月より進めてきました。(平成25年9月11日に記者発表しています。)
 これまで、様々な材料試験や試験体による載荷試験を行い、得られた知見を基に設計した実証橋を施工し挙動を確認します。
 今後は本線構造物への適用を目指し、超高耐久橋梁の開発を進めてまいります。


1.共同研究の内容及び経過
(1)共同研究の目的
 本研究は、橋梁構造物に腐食の可能性のある材料を使用せず、錆びない新素材を採用して、超高耐久橋梁を研究・開発するものです。これによって、塩害による構造物の劣化やコンクリート片のはく落を防止し、将来の維持管理費用の低減や安全性の向上を目的としています。

(2)研究概要と成果
 ≪新たなコンクリート材料の開発≫
  本構造を実現するため、新たに設計基準強度80N/mm2の高強度繊維補強コンクリートを開発しました。その特性について、材料試験や梁の載荷実験により評価し、十分な強度特性を有していることを確認しました。
 ≪新たな緊張材の定着工法の開発≫
  引張力に対しては、アラミドFRPロッドによるプレストレス力で補強する構造を考案しました。その合理的な定着工法についても、本研究により開発しました。
 ≪非鉄製の橋梁構造の開発≫
  上記の新たなコンクリート材料とアラミドFRPロッドを用いた非鉄製箱桁橋の実物大1/2試験体による載荷実験により十分な耐荷力を有することを確認しました。同材料を用いた床版についても、重交通による疲労特性を評価するため、想定する実物大模型による輪荷重走行試験を実施し、従来の鉄筋やPC鋼材を用いたプレストレストコンクリート(PC)床版と同等以上の疲労耐久性を有することを確認しました。


 ※概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照


以上



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