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NTTデータ、ベンチャー企業との新規ビジネス創発の取り組みを支援するサービスを提供開始

2015-07-29

オープンイノベーション支援プログラム「Digital Corporate Accelerate Program」を提供開始
〜FinTech活用を目指すみずほ銀行が採用〜


 株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、一般企業によるベンチャー企業との新規ビジネス創発の取り組みを支援するサービス、Digital Corporate Accelerate Program(デジタルコーポレートアクセラレートプログラム、以下:DCAP)を本日より提供開始します。
 DCAPは、(1)顧客企業のニーズに合致するベンチャー企業の探索、(2)探索したベンチャー企業の技術アセスメント・適性アセスメント、(3)顧客企業に対する探索したベンチャー企業と連携した新規ビジネスモデル提案の3つから成り立ちます。
 本サービスを利用することで顧客企業は、自社のビジネス戦略を進めていく上で、世界中の最先端のベンチャー企業と連携し、自社だけの発想ではできない新たなビジネスの創発と、自社技術開発のみに頼らないよりスピーディーなビジネス化が可能となるだけでなく、NTTデータグループの技術ノウハウやビジネス化ノウハウを有する豊富な人材がビジネスモデル構築を支援するため、より実現性の高い新規ビジネスを立ち上げることが可能となります。
 まず、ファーストユーザーとして、Fintech(注1)活用による新たなビジネス創出を目指すみずほ銀行の採用が決定しています。
 NTTデータではDCAPを、昨今のFintechのニーズの高まりに合わせて、まずは金融機関向けに提供・展開し、将来的には幅広い業種・業界の企業へのオープンイノベーション支援の展開を目指していきます。


【背景】
 ベンチャー企業が既存産業に対してもたらす破壊的イノベーション(注2)への関心が高まるなか、一般企業の間にも、自社のビジネスにベンチャー企業等の持つ先進的な技術やビジネスモデルを組み合わせ、新規ビジネス開拓を目指すオープンイノベーションの活用機運が高まっています。NTTデータでは2013年9月から、幅広い分野の顧客企業、ベンチャー企業とNTTデータの3者をつなぎ、オープンイノベーションによってよりスピーディーな新規ビジネスの創発を目指す、「豊洲の港から」の活動に取り組んできました。
 今回、顧客企業からの要望に応え、「豊洲の港から」で蓄積したオープンイノベーションに関するノウハウを、個別企業のニーズにあわせて提供するオープンイノベーション支援プログラムDCAPを開始することとなりました。


【概要】
 DCAPは以下の3つの基本サービスとオプションサービスから成り立っています。

 (1)顧客企業のニーズに合致するベンチャー企業の探索
  まずは顧客企業がどのようなビジョンやサービスを掲げ、そのためにどのような技術・ビジネスモデルを必要としているのかについてヒアリングを行い、ベンチャー企業探索のキーワードを設定します。
  その後、NTTデータグループのスペインeveris(エヴェリス)社の有するベンチャー企業クローリングツール「everisDigital(エヴェリス デジタル)」を活用し、顧客企業のニーズに合致する世界中のベンチャー企業の検索を行います。なお、「everisDigital」は、世界中のベンチャー企業の情報を毎日50万件収集・更新しており、顧客企業自らも常に最新のベンチャー企業情報を検索することができます。これに加えて、これまで当社が培った世界中の政府機関、大使館、アクセラレーター、ベンチャーキャピタル、大学などの200機関以上の人的ネットワークを活用し、顧客企業のニーズに合うリアルなベンチャー企業情報を提供します。

 (2)探索したベンチャー企業の技術アセスメント・適性アセスメント
  キーワードに合致した複数のベンチャー企業に対して、技術ノウハウを有するNTTデータの専門家による技術的な観点と、当該ビジネス領域におけるビジネスノウハウを有する専門家による顧客企業の特性に合ったビジネス化の観点でアセスメントを実施します。アセスメントを実施した結果、顧客企業に適していると思われるベンチャー企業を選定し、ベンチャー企業の情報とともに顧客企業へ情報提供します。

 (3)顧客企業に対する探索したベンチャー企業と連携した新規ビジネスモデル提案
  アセスメントを通過したベンチャー企業について、NTTデータが顧客企業のニーズにマッチしたビジネスモデルとアクションプランを提供します。
  なお、ビジネスモデル構築にあたっては、全世界のNTTデータグループが連携し、ベンチャー企業の国籍、ターゲットとなる国や地域に関わらず対応を検討していきます。

 (4)オプションとして、プロモーションページとオフラインイベントをサポート
  顧客企業のオープンイノベーション活動を促進するため、オプションとして以下のサービスを提供します。
  ・顧客企業のオープンイノベーション活動をプロモーションできるWEBサイトの開設・運営のサポート
  ・NTTデータのオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」の運営ノウハウをベースとした、オフライン(リアルの場)によるお客さまとベンチャー企業とのオープンイノベーションフォーラム開催のサポート


みずほ銀行における活用について】
 今回、ファーストユーザーとして、みずほ銀行がDCAPの導入を決定しています。みずほ銀行では、Fintech活用戦略を推進していくため、先進的技術等をもつベンチャー企業との連携を模索しており、今回DCAP採用においては、これまでの当社のオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」やオープンイノベーションビジネスコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"等の活動や具体的なビジネス創発の実績が評価され、採用に至っています。
 2015年10月には、NTTデータのオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」の特別版として「みずほ銀行スペシャル〜FinTech特集〜」と題し、みずほ銀行とNTTデータの共催フォーラムを開催予定です。


【今後について】
 DCAPについて、まずはFintech活用を目指すメガバンク、地銀、証券会社、生保会社、損保会社、リース会社等の金融機関を対象にサービス提供を行います。
 将来的には金融機関に限らず、各業種向けにDCAPの提供範囲を広げ、日本におけるベンチャー産業とIT産業の発展に貢献していきます。


 (注1)FinTechとは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で金融領域におけるITを活用したサービスを指します。
 (注2)破壊的イノベーションとは、イノベーションモデルの1つで、すでに確立された技術やビジネスモデルによって形成された既存市場の業界構造を劇的に変化させてしまうイノベーションのことです。


 *「豊洲の港から」は、日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
 *その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。



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