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日立情報通信エンジニアリング、医療機関向けX線フィルムスキャナーを中国で販売開始
医療機関向けX線フィルムスキャナーを中国で販売開始
株式会社日立情報通信エンジニアリング(代表取締役社長:小菅 稔、本社:神奈川県横浜市)は、このたび、日本国内の病院や地域医療センターなどの医療機関で広く導入いただいている医療用X線フィルムスキャナー「X線フィルムディジタイザ CP−X610M」を今後需要拡大が見込まれる中華人民共和国(以下、中国)向けに本日より販売を開始します。
中国では、医療サービス水準の向上を目的として、政府主導で医療システムのIT化が進められており、特に医用画像管理においては、X線フィルムなどの医用画像のデジタルデータ化が推進されています。そのため、中国医療業界における医療用フィルムスキャナー製品の需要拡大が見込まれています。
当社は、OCR製品で培ってきたスキャナー技術を活用し、医療用X線フィルムスキャナーを開発、1999年より日本国内向けに販売してきました。販売台数シェア約40%を誇り、多くの医療機関でご利用いただき、高い評価を得ています。このたび、中国の医療IT化の取り組みに対応するため、フィルムスキャナー「X線フィルムディジタイザCP−X610M」のラインアップに中国向けモデルを追加しました。「X線フィルムディジタイザ CP−X610M」は、X線フィルムの高速画像読み取りと高精細データ化によりフィルムレス化を実現し、医療ITシステムへのデータ登録および活用が可能となります。その結果、遠隔医療への活用や、今まで人手によって行っていたフィルムの管理・検索の手間を大幅に削減することができます。また、日々増え続けるフィルムの保管場所の確保が不要となり、スペースの有効活用も可能です。
なお、本製品は、株式会社日立メディコ国際サービス本部の支援のもと、日立医療器械(北京)有限公司を販売会社として、北京、上海、広州など中国の主要地域で販売します。
※製品画像は添付の関連資料を参照
■本発表に関する日立医療器械(北京)有限公司 総監 黄 啓文 のコメント
このたび、日立情報通信エンジニアリングのX線フィルムデジタイザの販売と保守を担い、中国における政策であるIT化、デジタル化に一層の貢献ができることになり、大変嬉しく思います。販売にあたっては、当社グループの日立メディコ製品であるデジタル画像診断機器とともに、医療用画像管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)と連携した画像入力ソリューションとして、中国市場への導入拡大を図りってまいります。
今後も、当社は日立情報通信エンジニアリングとともに、中国における医療機関向けビジネス推進のため、協力関係を強化してまいります。
■日立医療器械(北京)有限公司について
・会社名:日立医療器械(北京)有限公司
・所在地:北京市朝陽区東三環北路19号中青ビル22F2206室
・設立年:2002年11月1日
・資本金:756万USD
・総経理:郎 明
・事業内容:
日立メディコの製品である磁気共鳴装置(MRI)、X線CT装置、X線診断装置等の画像診断
機器に関する販売、保守、技術サポートなど
・ホームページ:http://www.hitachi-medical.com.cn/
■X線フィルムディジタイザ CP−X610Mの中国向けモデルに関する主な仕様および出荷開始時期
・形名:CP−X610MAFN
・主な仕様:
読み取り方式:CCD&フィルム搬送方式
読取光学濃度:0.0〜4.0 O.D.
読取出力:16bit/12bit/8bit(画素)
読取線密度:570dpi/300dpi/150/75dpi
外形寸法:W490×D240×H729mm
・出荷開始時期:2015年8月下旬
・販売目標:今後3年間で600台
■「X線フィルムディジタイザ CP−X610M」に関するホームページ
(日本語サイト)http://www.hitachi-ite.co.jp/products/x_ray/index.html
(中国語サイト)http://www.hitachi-ite.co.jp/cn/products/x_ray/index.html
■お客様お問い合わせ先
株式会社日立情報通信エンジニアリング 営業統括本部第4本部第1部
〒220−6122 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB25階
電話:050−3163−1797(直通)