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ローム、スマホなど向けに高度や高低差検出に利用できる気圧センサーを開発
世界最小(※)、2mm角で高精度検出が可能な気圧センサ(第ニ弾)を開発
スマホやウェアラブル機器に新たな価値を提供
※2015年7月14日現在 ローム調べ
<要旨>
ローム株式会社(本社:京都市)は、市場が拡大するスマートフォンやウェアラブル機器、活動量計などに向けて、気圧情報を検知し、高度や高低差検出に利用できる世界最小(※)の気圧センサ「BM1385GLV」を開発しました。
「BM1385GLV」は、業界最高クラスの検出精度と環境の温度変化に強いことを特長に、スマートフォンやウェアラブル機器市場で好評をいただいているローム気圧センサの第ニ弾となる新製品です。既存品の特長は継承しつつ、気圧検出用MEMS(*1)(Micro Electro Mechanical Systems/微小電気機械システム)と制御回路の再構築を行うことで、ローム従来品と比較して面積を36%削減し、世界最小パッケージ(幅2.0mm×奥行き2.0mm×高さ1.0mm)の気圧センサを実現しています。
2015年10月よりサンプル出荷(900円/個:税抜)を開始し、2016年4月から当面月産100万個の体制で量産を開始する予定です。生産拠点は前工程がローム株式会社本社(京都市)、後工程がROHM Electronics Philippines, Inc.(フィリピン)となります。
今後もロームは、センサネットワークに欠かせない小型・高精度を追求したセンサ製品の開発を進めていきます。
◇参考画像は添付の関連資料を参照
<背景>
近年、スマートフォンやウェアラブル機器において、屋内でもGPSのように移動中にリアルタイムの位置検出を行いながら、立体的な情報も含めて正確に目的地を目指すことができるインドアナビが求められるようになっており、インドアナビを実現することが可能な地磁気センサと気圧センサの導入が始まっています。
気圧センサは用途が拡がるにつれて、より高精度な気圧検知・高度検出が要求されるようになると同時に、スマートフォンやウェアラブル機器の小型化・高機能化に伴って、センサの小型化も強く求められています。
これらの要求に対してロームは、長年培ってきたセンサ開発のノウハウを駆使し、業界最高クラスの相対高度精度を実現し、温度変化を気にせず、高精度に気圧を検知可能な気圧センサを新たに開発しました。
◇参考資料は添付の関連資料を参照
以上
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