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NEC、「ID−Link」と「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」の連携強化

2015-07-13

NEC、地域医療連携ネットワークサービス「ID−Link」と「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」の連携を強化


 NECは、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」((注1)の実現に向けて、ICTを活用した医療者向け地域医療連携ネットワークサービス「ID−Link」(アイディーリンク、(注2)において、「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」と接続するインタフェース機能を追加し、連携を強化します。

 NECは今回、「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」として、NDソフトウェア株式会社(代表取締役社長:佐藤廣志、所在地:山形県南陽市)が提供する「PersonalNetworkぱるな」(パーソナルネットワークぱるな、(注3)と、株式会社日本エンブレース(代表取締役:伊東学、所在地:東京都港区)が提供する「MedicalCareStation」(メディカルケアステーション、(注4)と連携します。
 今後、在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービスを始めとする様々なサービスとのさらなる連携を進め、地域包括ケアの一層の進展に貢献します。

 NECは社会ソリューション事業に注力する中、ヘルスケア領域を強化しており、今回の取り組みもその一環となります。本取り組みを積極的に推進することで、安全・安心な社会創りに貢献していきます。


<背景>
 高齢化が進んでいる現代社会において、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる「地域包括ケアシステム」が推進されており、病院などの施設ではなく在宅で医療・介護を受ける、「在宅医療・介護」の整備が進められています。

 在宅医療・介護の現場では、かかりつけ医に加え、多くの医療・介護従事者(訪問看護師・ケアマネージャー・ヘルパーなど)が診療・介護に携わっていることから、日常の患者の容体などの情報を、医療・介護従事者や患者家族間で共有することが、適切な医療や介護を行う上で有用になってきます。このため、患者の容体の情報等の情報をインターネット上でセキュアに共有できる、「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」の利用が広まっています。

 一方、病院・診療所等の医療者間で患者の診療情報を共有する「ID−Link」と、「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」は別々のサービスであることから、診療情報や日常の患者の容体などの情報等を総合的に把握できないといった課題がありました。

 NECは2009年7月から、地域の診療所や病院などの医療施設に分散されている診療情報を患者番号(患者ID)で統合し、提携している医療施設間で患者の診療情報を共有・閲覧できる地域医療連携ネットワークサービス、「ID−Link」を販売しており、現在4,500以上の医療施設で利用されています。

 今回、NECは「ID−Link」と「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」を連携することで、地域医療連携に加え、在宅医療・介護も含めた地域包括ケアの実現をICTでご支援します。


<連携強化の特長>
 NECの「ID−Link」に、新たに「カスタムリンク」「データアップロード」の2つのインタフェース機能を追加。これらにより、「在宅医療・介護向け多職種コミュニケーションサービス」で共有されている、日常の患者の容体などの情報を「ID−Link」上で閲覧可能。

1.カスタムリンク機能
 「ID−Link」と「在宅・医療介護向け多職種コミュニケーションサービス」間のシングルサインオンと患者ID連携を提供する機能。操作者はID・パスワードの再入力をせずに、「ID−Link」から「在宅・医療介護向け多職種コミュニケーションサービス」の当該患者の情報表示が可能。

2.データアップロード機能
 在宅医療・介護に携わる、かかりつけ医や訪問看護師などが、「ID−Link」上で共有したい患者の容体などの情報を「在宅・医療介護向け多職種コミュニケーションサービス」から選択し、アップロード可能。


 なお今回、「ID−Link」では、将来のデータ利活用を見据え、医薬品や検査における標準コードマッピング(注5)機能も提供します。


 NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。


以上


(注1)地域包括ケアシステム
 厚生労働省においては、2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

(注2)地域医療連携ネットワークサービス「ID−Link」
 http://jpn.nec.com/medsq/solution/id-link/index.html

(注3)医療・介護・生活支援一体型システム「Personal Networkぱるな」
 http://www.ndsoft.jp/pn.php

(注4)完全非公開型医療介護専用SNS「MedicalCareStation」
 https://www.medical-care.net/html/

(注5)厚生労働省標準規格の医薬品HOTコードマスター、臨床検査マスター等とのマッピングを行います。
 厚生労働省標準規格について:http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/dl/tuuchi_240323.pdf
 医薬品HOTコードマスターについて:http://www2.medis.or.jp/hcode/
 臨床検査マスターについて:http://www2.medis.or.jp/master/kensa/index.html


■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
 「NEC医療ソリューション事業部」
 TEL:03−3798−6756
 E−Mail:press@med.jp.nec.com




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