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SAPジャパン、パートナー5社よりSAP S/4HANAに対応したERPテンプレートを提供開始
SAPジャパン、パートナー5社よりSAP(R)S/4HANAに対応した
ERPテンプレートの提供を開始
IPS、TIS、日本IBM、NEC、富士通の5社が
すでに提供開始、もしくは近日提供開始予定
SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田 譲、以下SAPジャパン)は、同社のパートナー5社より、次世代のビジネススイート「SAP(R)S/4HANA(エスエーピー・エスフォーハナ)」に対応したERPテンプレートを提供開始することを発表しました。
SAPジャパンは、パートナー21社と「SAP S/4HANAコンソーシアム(旧名称:SoH(Suite on HANA)コンソーシアム)」を結成し、最新情報の提供や定期的な会合等を通して、SAP(R)ERPのSAP S/4HANAへの対応を推進しています。今回、このうちの5社から、SAP S/4HANAに対応したERPテンプレートがすでに提供開始、もしくは近日中に提供開始予定となっています。今後、他のパートナーからも提供予定で、お客様は、より多くのパートナーから自社の要件に最適なソリューションを選択できるようになります。
SAP S/4HANAは、先進のインメモリープラットフォームSAP HANA(R)上で全面的に構築され、モバイルデバイスに対応したSAP Fiori(R)ユーザエクスペリエンス(UX)の最先端のデザイン理念に基づいて設計されています。SAP S/4HANAは、SAP HANAのみで実現し得る完全な新発想に基づくビジネススイートで、SAPのさまざまな業種における40年以上の経験値を統合し、これまでにないイノベーションとシンプル化をお客様にもたらします。
パートナー企業の多くは、従来からSAP ERPの事前定義済みテンプレートを提供しています。今回、これらのテンプレートをSAP HANAのプラットフォーム上で動作させるとともに、インメモリーに最適化された会計・財務ソリューション「SAP Simple Finance」や、リアルタイム分析を提供する「SAP HANA(R)Live」を実装しています。また、SAP Fiori UXの採用によって、デスクトップPC、タブレット、スマートフォンなど複数のデバイスに対応したインターフェースを提供します。
5社のパートナー各社から提供されるテンプレートの特長は以下のとおりです。
(五十音順)
■株式会社アイ・ピー・エス
株式会社アイ・ピー・エスは、お客様の業務品質が向上するため、改善活動が成功するための、情報インフラを提供し、業務におけるシステム活用を支援するサービスを提供しています。このサービスはUnitedVARsを通じて世界70カ国に提供され、日系企業のグローバル化を支援しています。SAP導入ベンダーの老舗として、創業以来18年間培ったこれらのノウハウをSAP S4/HANAをベースにパッケージングした製品が「EasyOne runs on SAP」です。
■TIS株式会社
TCM(TIS Chemical Model)はプロセス産業向けの業務モデルです。70社以上の導入実績ノウハウを体系化し、基礎化学品、機能化学品、医薬中間体、樹脂、ゴム、消費財など、川上から川下まで広範の業務に対応。事業、組織の利益責任の明確化などグループ業績管理のフレームとなり、見える化、意思決定の迅速化を実現します。SAP HANA、SAP Fiori、SAP Lumira(R)に対応し、中堅・中小企業向けソリューションとして昨年国内で初めて承認されましたが、今回SAP S/4HANA(SAP Simple Finance)に対応したことで、より柔軟かつタイムリーなグローバル・グループ経営・業務状況の把握・分析が可能となります。
■日本アイ・ビー・エム株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社は、SAP S/4HANAに対応し、コンサルティングからシステム構築までを短期かつ安定して支援できるSAPテンプレート・ソリューション群「IBM Global Express」を活用し、日本企業の海外展開に向けたグローバル業務統合システム構築を支援します。法定帳票・税法対応などの国別の要件を組み込み、円滑な海外展開と安価で高品質なグローバル全体でのシステム運用をサポートします。また、IBMのクラウド・サービスとして「SoftLayer」や「SAP HANA on IBM Power Systems」を要件に応じ柔軟に提供します。
■日本電気株式会社
NECは、「SAP S/4HANA」に対応したグローバルERPソリューション「NECマルチカントリモデル」を国内で初めて6月4日に販売を開始しました。新製品は、複数国の経営データの統合管理を可能とすることで、グローバルな経営状況のリアルタイムかつ柔軟な把握・分析を実現します。また、アジア・米州を中心とした各国の税制・商習慣への対応などにより、「SAP S/4HANA」の導入期間を最大で1/2に短縮可能にします。最新のSAPソリューションを通じて、今後も企業のグローバルでの経営基盤および競争力の強化に貢献するソリューションの提供・拡販に取り組んでいきます。
■富士通株式会社
今回、富士通が開発したグローバル指向テンプレート『FSUITE』は、日本のお客様の海外進出にあたり、主要11カ国の販売、購買在庫、生産、財務のビジネスシナリオを1インスタンス化したテンプレートであり、SAP S/4HANAに対応しております。ビジネスシナリオ活用とSAP S/4HANAのユーザーエクスペリエンス提供をグローバルに実施可能となり、SAP S/4HANAのOLAP分析を活用した「リアルタイムグローバル経営分析」も実現可能となります。また、従来の弊社独自手法による国の追加にも対応しており、お客様は11カ国にとらわれないグローバル展開が可能となります。
SAPジャパンは、今後も、価値を早期に得られる事前定義済みの移行・導入パッケージをパートナーから提供することで、お客様がSAP S/4HANAへ容易に移行できる環境を整備し、イノベーションを通じお客様の価値創出を支援していきます。
以上
■SAPジャパンについて
SAPジャパンは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとしてあらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しているSAP SEの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスから役員会議室、倉庫から店頭で、さらにデスクトップ環境からモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国282,000社以上の顧客企業に利用されています。国内でも日本企業の情報化の推進、国際競争力および企業価値の向上に貢献しています。(http://www.sap.com/japan)。
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