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住友金属、鹿島製鉄所の第3高炉送風再開(稼働再開)
鹿島製鉄所第3高炉送風再開(稼働再開)のお知らせ
当社鹿島製鉄所の第3高炉(内容積5,370立方メートル)は、本日、送風*を再開しました。鹿島製鉄所にある2基の高炉(第1高炉、第3高炉)は、震災発生の3月11日以降、休風*していました。 第1高炉(内容積5,370立方メートル)についても、数日中に送風再開すべく全力で取り組んでいます。
また、鹿島製鉄所では、震災復興用の製品を製造する工場を優先して立ち上げてきております。既に再稼働した、スパイラル溶接鋼管工場、溶接軽量H形鋼工場に引き続き、昨日19日には大径鋼管工場が再稼働しました。
現在、製造を再開し稼働中の製品工場は以下のとおりです。
(17日)住金大径鋼管(株)のスパイラル溶接大径鋼管工場
----建設土木用鋼管杭や 配管用鋼管の製造
(18日)溶接軽量H形鋼工場
----仮設住宅やプレハブ住宅用のH形鋼の製造
(19日)大径鋼管工場(UOプレス溶接鋼管)
----配管用鋼管の製造
(20日)第3高炉の送風開始
さらに、厚板工場や薄板工場では、生産ラインの点検・補修を進め、稼働可能となった精整設備は順次操業を再開し、仕掛品の仕上げ整備作業を進め製品の出荷に繋げております。
このような、製造再開・仕掛品整備促進、の取り組みにより、震災後の出荷量は、溶接軽量H形鋼、鋼管杭、ガス管、厚板、薄板、等、海送と陸送を合わせて累計して1万5千トンを超えました。
当社はグループの総力を挙げて鹿島製鉄所の製造ラインを復旧し一日も早くお客様のお役に立つ製品をお届けできるように取り組んでまいります。
*(注)「送風」とは高炉の下部にある羽口から熱風を吹き込んで鉄鉱石を還元し溶融した銑鉄を製造することを言います。「休風」とは送風(熱風の吹き込み)を止めて銑鉄の生産をストップすることを言います。