Article Detail
キャセイパシフィック航空、日本の不安定な状況に伴う座席需要増で東京−香港間に臨時便運航
キャセイパシフィック航空
東京から2便の臨時便を追加運航、日本/香港線の払い戻しを受付
東京(羽田・成田)からの臨時便運航
キャセイパシフィック航空は、日本の不安定な状況に伴う座席需要に応じるため、本日東京/香港間に2便の臨時便を運航すると発表した。また乗務員は指示があるまで、東京での滞在を取りやめたことも発表した。
この臨時便により、東京発1日7便の定期便の供給座席数である約2700席に加えて、730席が新たに追加されることとなる。
ジョン・スローサー最高執行責任者は「日本から香港、またその他の国への帰国希望者の急激な増加を受け、香港のホームキャリアとして可能な限り需要に対応するよう努めていく。」
「日本や香港の当局から得た情報によると、現在のところ東京への旅行は安全であると確認されている。しかしながら、状況は刻一刻と変化しており、今後も状況を注視しながら必要があればオペレーションの変更を実施していく」
「昼夜を問わず過酷な環境において円滑な運航維持に尽力している日本のスタッフ、および乗務員にも感謝の意を表したい」
「乗客および乗務員の安全は我々の最優先事項であり、運航の決定にあたっては常にこの第一原則が適用される。」と述べている。
運航される臨時便の予定は次のとおり (時刻はすべて現地時間、+1:翌日到着)
CX2509 成田から香港へ (21:50 成田発 02:00+1 香港着)
CX2543 羽田から香港へ (22:30 羽田発 02:45+1 香港着)
今日付けで東京へ到着する7便のフライトへの乗務員は、同日中に香港に戻る。また台北経由便に搭乗した場合には台北に留まる。
本日増便された2便の他、成田発着に関しては直行便4便および台北経由便1便、羽田発着に関しては直行便2便を運航する予定。東京へ向かう乗客へは、両空港と都内への交通手段にはまだ混乱が生じている可能性があることを案内している。
また、同発表を受けて明日以降、東京発便のスケジュールに一部変更が生じている。変更後のスケジュールは以下のとおり。
※添付の関連資料を参照
<特別発券および払い戻しについて>
キャセイパシフィック航空では、キャセイパシフィック航空/香港ドラゴン航空の予約が3月11日以前に確定していた航空券で、2011年3月11日から6月30日までの期間に成田、羽田、関西国際、福岡、中部、新千歳、那覇空港の発着を旅程に含むものの払い戻しを受け付けている。
今回の措置は、先週金曜日に日本を襲った地震と津波の影響に対して乗客を支援する最新の対応策となる。手数料免除での旅程日程の延長や同航空グループネットワーク内の70以上の都市からどこでも自由に経路変更先を選択できる。
同航空スポークスマンによると「今回の措置で幅広い選択肢と利便性が提供できるのは、同グループの強力な国際ネットワークによるものである」と述べている。
払い戻しは、香港航空局100周年を記念した特別運賃を含む、全ての運賃タイプに適用される。払い戻し申請書は4月8日までの提出が必須となる。
キャセイパシフィック航空では乗客からの予約変更/経路変更を受け付けている。詳細は、同航空ウェブサイト【http://www.cathaypacific.co.jp】で案内されている。
予約変更/経路変更は、特別に設定されたEメール【WRT#PROM@cathaypacific.com】(英語)【TYO_ESERVICE@cathaypacific.com】(日本語)を通しての依頼も可能。旅行会社を通じて航空券を購入した場合には、直接旅行会社へ連絡するよう案内している。
予約の確定した航空券を保持していない香港への帰国希望者には、東京から香港まで片道5,755香港ドル(1香港ドル 約10.3円)のエコノミークラス特別料金が設定されていることを案内している。購入希望者は、同航空予約課 +852−2747−1888(香港)もしくはウェブサイト【http://www.cathaypacific.co.jp】での購入が可能となっている。