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富士通、サンフランシスコ・ベイエリアに「Open Innovation Gateway」を開設
サンフランシスコ ベイエリアにOpen Innovation Gatewayを開設
社内外のイノベーションを加速させるプラットフォーム
富士通株式会社(以下、富士通 注1)、Fujitsu Laboratories of America,Inc.(注2)、Fujitsu America,Inc.(注3)は、2015年6月23日に、米国カリフォルニア州の富士通サニーベールキャンパス内に「Open Innovation Gateway−Powered by FUJITSU」(以下、OIG)を開設しました。
OIGは、アイデア創出から実証を経たビジネス化に向けて、社内やビジネスパートナーが共同で取り組み、イノベーションを生み出すためのプラットフォームです。富士通グループは、OIGを通じて社内外のイノベーションを加速させていきます。
■背景
サンフランシスコ ベイエリアは、様々な新技術やビジネスが生まれる世界のイノベーションの中心として知られています。富士通では、この地で生まれた共創と起業の文化が、お客様やビジネスパートナーとのコラボレーションを促進し、イノベーションの創出につながると考え、今回OIGを開設しました。
※参考画像は添付の関連資料を参照
■Open Innovation Gatewayの概要
1.目的
OIGは、イノベーションの加速・促進を図るためのオープンイノベーションのプラットフォームです。新たなビジネスやソーシャルイノベーションの成長領域において、幅広い分野の有識者や組織との協業により、実現性のある具体的成果をより早く導き出すことを目的としています。
2.イノベーション創出の支援
OIGでは、日本における学びの思想、「守(Learn)・破(Break)・離(Create)」をベースにした継続的なイノベーションプロセスによって、社内外のイノベーション創出を支援します。
将来的には、OIGがスピーディーなイノベーション実践の牽引役となり、ビジネスパートナーが自ら新たな価値を創造できる場となることを目指します。
・守(Learn):ビジネスパートナーとともに、収益モデルまでを含む全体構想を見据えた新規ビジネスモデルの構築
・破(Break):エコシステムによりビジネスパートナーの強みを活かす新たな可能性の模索
・離(Create):オープンサービスイノベーションを通じた知識創造により、ビジネス活性化を市場にスピーディーに展開し、次の活動につなげる
※参考資料は添付の関連資料を参照
3.コラボレーションの促進
富士通サニーベールキャンパスの一角にOIGを新設し、エコシステム創出のため幅広い分野の有識者や組織とのコラボレーションを支援していきます。その実現に向けてバーチャルとリアルな場を結び、アイデアとアイデアをつなぎ、イノベーション創出のスピードアップを図るために、最先端のテクノロジーを実装し、活用していきます。
[OIGで提供するイノベーションのための主な環境]
・インターネットを介し、パソコン、タブレット、スマートフォンなどのデバイスに依存することなく世界中のビジネスパートナーとアイデアの共創が可能な会議室ソリューション「Infopresence」(注4)
・テーマや討議に合わせて、効果的なコミュニケーションを実現するビデオウォール
・利用者が手軽にビデオを撮影・編集することが可能なスタジオ
・様々な分析やシミュレーションを可能にする、ハイパフォーマンス・コンピューティングへのアクセス環境
※イメージ図は添付の関連資料を参照
4.ビジネスの拡大・グローバル化
OIGでは、新たな成長領域におけるビジネス拡大に向けた共創の機会を作り、当社やビジネスパートナーの新たな市場の模索や、既存市場におけるプレゼンス拡大を支援していきます。
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
■注釈
注1 富士通株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長 田中達也
注2 Fujitsu Laboratories of America,Inc.:
本社 米国カリフォルニア州サニーベール、CEO 木村康則
注3 Fujitsu America,Inc.:
本社 米国カリフォルニア州サニーベール、CEO Robert Pryor
注4 「Infopresence」:
Oblong Industries社が提供する、参加者のロケーションやコンテンツ、デバイスなどを意識せずミーティングを行うことができる会議室ソリューション。
Oblong Industries(http://www.oblong.com/)