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沖縄電力、「宮古島メガソーラー実証研究設備」の設置工事を完了
「宮古島メガソーラー実証研究設備」の設置工事の完了について
当社では、経済産業省資源エネルギー庁の離島独立型系統新エネルギー導入実証事業として進めている4離島(多良間島、与那国島、北大東島、宮古島)のマイクログリッドシステム構築のうち、8月26日の多良間島、9月8日の与那国島、9月29日の北大東に続き、宮古島における工事が本日完了しました。今後、平成26年3月までの3年間、太陽光発電設備を大量導入した場合の実系統へ与える影響を把握するとともに系統安定化対策に関する実証試験を実施します。
1.実証試験の概要
宮古島の系統需要は最大で約50,000kWであり、今回の太陽光発電設備(4,000kW)を系統連系した際の系統安定化対策として、ナトリウム硫黄電池(NAS電池)等による系統安定化装置を設置し、以下の項目について実証試験を行います。
1)太陽光発電の急峻な出力変動を平滑化するための制御機能を検証する。
2)既存電源の周波数制御に加え、太陽光発電と蓄電池との組合せによる周波数調整機能(周波数制御を積極的に支援する手法)を検証する。
3)太陽光発電の予測手法を検討し、予測された太陽光発電結果及び蓄電池残存電気量から発電計画を作成し、計画に基づいた出力運転の実現を目指す。
4)模擬の配電線路においては、模擬配電線路に連系されている蓄電池と太陽光発電の最適制御階層に関する検証を行う。
2.導入設備の概要
※添付の関連資料を参照
3.設置工事および実証試験のスケジュール
平成22年 1月 測量・土質調査完了
平成22年 4月 土木建築工事開始
平成22年10月 設置工事完了
平成22年10月 〜平成26年3月 実証試験実施
※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照