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大和ハウス、マレーシアに現地不動産大手と戸建住宅開発・販売の合弁会社を設立

2015-06-17

マレーシアにおいて戸建住宅事業を開始します


 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、2015年6月11日、マレーシア最大手デベロッパーのSunway Berhad(以下、サンウェイ社)(※1)と共同でプレハブ工法による戸建住宅の開発・販売に取り組むための業務提携書を締結し、戸建住宅の開発・販売を行う合弁会社 Daiwa Sunway Development Sdn Bhd(以下、DSD社)を設立しました。
 DSD社は、2015年夏より、マレーシア ジョホール州南部のイスカンダル開発地区の総合都市開発「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)プロジェクト」地内の約5.3ha(約1.6万坪:東京ドーム約1個分)(※2)において、100戸の戸建住宅の建設を開始し、2016年春より販売を開始します。

 当社はマレーシアにおいて、1964年より今日まで、日系企業の工場を7物件建設してきました。2012年4月、マレーシアでの戸建住宅事業参入を視野に入れ、クアラルンプールに駐在員事務所を設置し、マレーシア特有の熱帯雨林気候に合う工業化住宅の研究開発を行ってきました。2013年10月には、クアラルンプール郊外のセランゴール州のサンウェイ社所有の「Sunway Eastwood(サンウェイ・イーストウッド)」の分譲地内において、マレーシア版のプレハブ工法による戸建住宅(軽量鉄骨造)の試作検証棟を建設し、2014年3月に竣工。同国のお客さまの見学等を通じて、評価・検証を行ってきました。
 そしてこのたび、当社がこれまで日本で培ってきた戸建住宅のノウハウとマレーシアでの試作棟での検証を活かし、マレーシアのお客さまに喜ばれる住宅を提供したいと考え、本格的に事業を開始することとなりました。
 ※1.1974年に設立されたマレーシアの不動産・建築会社。錫鉱業会社から発展し、12の事業(不動産、建築、旅行、
リテール、レジャー等)からなるグループ企業。グループ従業員数約12,000名。時価総額約1,600億円の企業体。
 ※2.東京ドームの大きさは約47,000m2。


・ポイント
 1.マレーシア最大手ディベロッパー サンウェイ社との共同プロジェクト
 2.マレーシアの気候風土に適した戸建住宅
 3.「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)」プロジェクト
 4.マレーシアの国家プロジェクト「イスカンダル計画」


1.マレーシア最大手デベロッパー サンウェイ社との共同プロジェクト
 当社は、近年経済成長と人口ボーナスが著しいマレーシアにおいて、同国最大手デベロッパーのサンウェイ社と共同で戸建住宅事業を行うこととなりました。
 サンウェイ社は、かつて同社が錫を採掘していたセランゴール州プタリン郡バンダーサンウェイにおいて、1986年より約30年かけて約350haの大規模複合開発プロジェクト「サンウェイリゾートシティ」(※3)に着手。複合都市開発を行ってきました。
 そしてサンウェイ社は、2014年5月より、マレーシア政府およびジョホール州政府が推し進めるイスカンダル開発地区において、同社が基幹産業として推し進めている同社最大規模の複合都市開発「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)プロジェクト」に着手しています。
 そのような中、当社は2014年10月、マレーシア国内で豊富な不動産開発実績があるサンウェイ社と共同で戸建住宅事業を進めるための「事業性調査に関する覚書」を締結し、同国において、当社が日本で永年培ってきたプレハブ工法によるマレーシア版の戸建住宅(総戸数100戸)を、開発・販売することとなりました。
 ※3.オフィス、商業施設、戸建住宅(約7,000戸)、病院、教育施設、ホテル、テーマパーク等から構成され
る複合都市開発。

 ・ロゴは添付の関連資料を参照


2.マレーシアの気候風土に適した戸建住宅
 今回開発・販売するマレーシア版の戸建住宅は、日本のプレハブ住宅の強みである高品質・短工期をマレーシアにおいて実現させます。戸建住宅で使用する建築資材や住宅設備機器の多くは現地で調達。工期は約5ヶ月とし、現地の在来工法と比較すると約半分に短縮します。
 躯体構造は、軽量鉄骨造のパネル併用構造を採用しました。そして、耐久性と省エネルギー性に優れた当社独自のマレーシア版オリジナル外壁システムを標準装備します。
 天井高は3.4mと日本の約1.5倍(※4)の高さに引き上げ、熱帯雨林気候特有の澱んだ空気を室内上部に逃すとともに、天井設置のシーリングファンを利用して温められた空気とエアコンの冷気を攪拌させることで、空調効率を高めます。
 さらに、当社オリジナルのHEMS(※5)(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)やフレンドリーデザイン(※6)の建具を はじめ、日本の最先端技術を採用します。
 ※4.当社戸建住宅商品「xevo(ジーヴォ)」の標準天井高(2.4m)との比較。
 ※5.情報通信技術の活用により、人に代わって住宅のエネルギー管理などを支援するシステムのこと。
 ※6.ユニバーサルデザインの考え方を核として、「住まいと家族みんなが、いつまでも仲良くあるための空間づくり」を目指した、当社独自のデザインコンセプトです。この「フレンドリーデザイン」の基本性能として、「使いやすさ」・「わかりやすさ」・「安全性」・「美しさ」の4つがあります。

 ・参考画像は添付の関連資料を参照


3.今後の人口増加が期待できるマレーシアでの戸建住宅事業
 マレーシアは、人口約3,000万人で20歳未満の若年層人口が約4割を占め、人口ボーナス(※7)の恩恵を将来受けやすい国であり、ASEAN諸国の中でも今後の成長市場として最も期待できる国です。
 マレーシアの中でも現在、経済成長発展が著しいジョホール州の人口は約350万人と、同国では2番目に人口数が多い州となっています。今後は、同国の新産業創出・産業誘致による人口流入や隣国シンガポール共和国との補完関係から、地価がシンガポール共和国の3分の1(※8)のマレーシア・イスカンダル開発地区へ、多くのシンガポール人が移住する可能性があります。
 そのため、戸建住宅需要は人口および移住の面から今後も期待できます。
 ※7.生産年齢人口が多い期間のこと。
 ※8.2015年6月現在。


4.マレーシア人およびシンガポール人、外国籍などASEAN諸国の方々も顧客ターゲット
 顧客ターゲットは、安定した需要が見込めるマレーシア国内にお住まいのマレーシア人や隣国のシンガポール人およびASEAN諸国の富裕層の方がメインターゲットになります。


5.「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)」プロジェクト
 「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)」プロジェクトは、サンウェイ社がマレーシア国営投資会社カザナとの共同出資で開発を進めているマレーシア南部(マレーシアとシンガポール共和国の国境近郊)のジョホール州イスカンダル地区で開発する大規模不動産開発プロジェクトです。
 総面積は727ha(約220万坪)、住居・オフィス・商業施設・リゾート施設・病院・学校・テーマパークなどを計画しており、2014年6月から一部開発地域の販売を開始しています。
 当プロジェクト地内は、法人税の免税や外国人投資規制撤廃等の特別規制緩和エリアとなっています。今後10年以上かけて開発していく同エリアは、シンガポール共和国とマレーシアを結ぶ「セカンドリンク大橋」からも近く、シンガポール共和国まで車で約5分の距離に位置する好立地の場所です。

 ・リリース詳細は添付の関連資料を参照


以上


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