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三井ホーム、鎌倉市にツーバイフォー工法の4階建て有料老人ホームが完成
入居者にやさしい、木造高齢者施設の事業領域拡大へ
国内初、ツーバイフォー4階建て有料老人ホームが完成
〜医療法人光陽会「あっとほーむ鎌倉山」〜
三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:市川俊英)は、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)では国内初となる4階建て有料老人ホーム(事業主:医療法人光陽会 鎌倉ヒロ病院)が平成27年6月、神奈川県鎌倉市に完成したことをお知らせいたします。
この施設は、木造でありながら、火災から入居者の安全を守る高い耐火性能を確保した「耐火構造」となっているのに加え、独自の構造用金物を採用することで高い強度を確保するなど、先進の技術を取り入れながら、鎌倉山の麓に位置する緑豊かな閑静な地で「安心、安らぎ、集い」をコンセプトとした本物の木のぬくもりが感じられる老人ホームとなっています。
当社は、成長事業と位置づける施設系建築「with wood(ウィズ・ウッド)」において、構造強度や空間創造の柔軟性、経済性など、技術や品質をますます進化させ、地球環境と人に優しい木造による医療・福祉施設、文教施設、商業施設などの大型施設系建築事業の拡大を目指してまいります。
※外観写真は添付の関連資料を参照
1.建物概要
■建設地 神奈川県鎌倉市笛田5丁目2−15
■建物用途 住宅型有料老人ホーム(70室)
■構造・階数 木(枠組壁工法)造 地上4階建て 耐火建築
■建築面積 654.44m2(197.96坪)
■延床面積 2384.02m2(721.16坪)
■完成 2015年6月
■事業主 医療法人光陽会 鎌倉ヒロ病院
■設計・施工 三井ホーム株式会社
2.構造の特長(当社独自開発の構造用金物「ロッドマン」)
4階建ての1階部分の壁の端部では、より大きな引抜耐力が求められます。この引抜耐力の確保のために、短期許容耐力が200kNとなる当社独自開発の構造用金物である「ロッドマン」を採用しています。「ロッドマン」は、通常の3階建て以下で使用しているホールダウン金物の1.3倍の強度を発揮し、建物の中でより高い強度を求められる部分で使用されます。
また、本施設の大きな特長として、4階建てであっても3階建て以下で通常使用する住宅用部材がそのまま利用できることが挙げられます。今回も基本構造には通常の住宅と同じ2×6を採用し、独自開発の構造用金物「ロッドマン」以外の特殊部材の使用はほとんどなく、結果として、建設コストの削減や、工期の短縮といった効果を実現しています。
※参考画像は添付の関連資料を参照
<参考>
※添付の関連資料を参照