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住友大阪セメントなど、栃木・唐沢鉱山と隣接鉱区で石灰石の協調採掘を実施

2015-06-16

唐沢鉱山 隣接鉱区との協調採掘について


 住友大阪セメント株式会社(社長:関根福一、本社:東京都千代田区)は、栃木県佐野市に位置する唐沢鉱山における石灰石資源の長期安定確保のため、隣接する吉澤石灰工業株式会社(社長:吉澤慎太郎、本社:東京都中央区)および粟野興産株式会社(社長:宮崎忠利、本社:栃木県鹿沼市)の鉱区を含めた協調採掘を実施します。


1.協調採掘の概要
 唐沢鉱山に隣接する吉澤石灰工業株式会社と粟野興産株式会社の鉱区の一部に其々、租鉱権を設定し、住友大阪セメント社が三社の保有する鉱区の境界部を一体的に採掘します。


2.協調採掘の目的・効果
(1)合理的開発による資源の有効活用
 当社並びに、国内石灰業界のリーディングカンパニーである吉澤石灰工業株式会社と栃木県内有数の骨材メーカーである粟野興産株式会社と三社で協力し、鉱区境界部を採掘する事により、各社とも死蔵される鉱量がなくなり、当該地区における資源の合理的
な開発が実現できます。
 弊社としては、協調採掘により新たな石灰石資源を確保することで、自社のセメント工場(栃木工場)向け原料を60年以上に亘り安定的に供給することが可能となります。

(2)関東圏での石灰石骨材ソースの確保
 生コンクリートメーカーではその原料として、石灰石骨材のニーズが高まっています。これはコンクリートの乾燥収縮を低減させる方法として、石灰石骨材の使用が有効であり、製品の高付加価値化に繋がることがその理由です。
 中でも、佐野市唐沢地区一帯で産出される「唐沢骨材」は関東圏の生コンクリート向け骨材の重要なソースの一つとして長い歴史を有しています。
 社会インフラ整備を源から支えていくために、今後ますます需要が高まる石灰石骨材を、長年地域に根差して事業を行ってきた三社の協調採掘によって安定供給を図っていきます。これは引いては、弊社の鉱産品事業においても、競争力確保に繋げることができるものであると考えております。


3.実施範囲及び投資金額
 (1)総数量 約40万m3の剥土実施予定。
 (2)投資金額 約12億円見込み


4.今後の予定
 平成27年度中に剥土工事に着工、平成31年度の完工を予定しています。また、当該区域の採掘開始時期については、平成30年度を見込んでいます。


(唐沢鉱山の概要)
 ・所在地:栃木県佐野市
 ・鉱種:石灰石及びドロマイト
 ・用途:セメント原料、砕石等
 ・採掘数量:約2,800千t/年


以上




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