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リニアテクノロジー、「IO−Linkリファレンス・デザイン・キット」を発売開始
リニアテクノロジー、「IO−Link(IEC 61131−9)リファレンス・
デザイン・キット」を発売開始
8ポートIO−Linkのリファレンス・デザイン・キットで開発を加速する
リニアテクノロジー株式会社は、8ポートIO−Linkマスタのリファレンス・デザインDC2228AとIO−Linkデバイスのリファレンス・デザインDC2227Aを含むIO−Link(IEC 61131−9)のリファレンス・デザイン・キットの販売を開始しました。価格はDC2228Aが599ドル、DC2227Aが299ドルです。詳細については、弊社または弊社代理店にお問い合わせください。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.lineartech.co.jp/solutions/5484(DC2228A)、http://www.linear-tech.co.jp/solutions/5486(DC2227A))。
今日、219万個を超えるIO−Linkノードが世界各国に設置されています。このネットワーク拡大への高まる需要に、IC数、開発コスト、市場投入時間を低減する新たなリファレンス・デザイン・キットで対応します。このキットにより、必要なすべてのハードウェア、ケーブル、ソフトウェアが完備されたエンド・トゥ・エンドIO−Link v1.1システムを短時間で評価することができます。
DC2228Aは、2個のクワッド・マスタIC LTC2874を使ってIO−Link v1.1物理インタフェース(PHY)を実装するフル機能の8ポートIO−Linkマスタのリファレンス・デザインで、LTC2874の多ポート数と堅牢性(Hot Swap(TM)保護のL+電源出力、絶対最大電圧±50VのCQピン、8V〜34Vの動作)の利点を活用します。DC2228Aは、24Vの外部電源でもPower over Ethernet(PoE)システムでも問題なく機能します。内蔵されたNXP社のデュアル・コアLPC43マイクロコントローラがDC2228Aのプロトコル・スタックを実行し、TEConcept社のソフトウェア制御ツールがボードをWindowsPCから直接操作するか、または工場の現場でより高精度なシミュレーションを行うためにイーサネットを介して遠隔操作します。DC2227Aを含むIO−Linkデバイスであれば、DC2228Aに接続することができます。DC2227Aは、トランシーバIC LT3669−2を使って通信と、搭載する温度センサ、光センサ、白熱ランプへの給電を行うフル機能のIO−Linkデバイスのリファレンス・デザインで、LT3669−2の±60Vのライン保護と大電流駆動能力(300mAの降圧レギュレータと150mAのLDO)を活用します。内蔵されたAtmel社のSMART SAM3Sシリーズ・マイクロコントローラはDC2227のプロトコル・スタックを実行し、TEConcept社のI/O Device Description(IODD)ファイルがIO−LinkとSIOデバイス両方の動作をサポートします。DC2228Aを含む、IO−Linkマスタであれば、DC2227Aを操作することができます。
■IO−Linkのリファレンス・デザイン・キットの特長:
DC2228A
●フル機能の8ポートIO−Link v1.1マスタのリファレンス・デザイン
●個々のポートの絶縁とフォルト通知を行いながら、8個のIO−Linkデバイスを同時操作
●20V〜30Vの入力電源電圧範囲、外部電源またはPoE
●L+電源出力:
・Hot Swap(TM)コントローラによる保護
・200mAの供給および400mAの起動パルス能力
●CQデータ・ライン:
・COM1/COM2/COM3データレート
・±50Vまでの保護
●36VまでのTVS保護
●ライセンス更新が無償で無制限のTEConceptソフトウェア制御ツール
・IODDファイル・インポート・ユーティリティ
・イーサネットを介した遠隔操作
DC2227A
●温度センサ、光センサ、白熱ランプを搭載した、フル機能のIO−Link v1.1デバイスのリファレンス・デザイン。2mのIO−LinkケーブルとIODDファイルを付属
●18V〜36Vの入力電源電圧範囲(IO−Linkケーブルを使用)
●39VまでのTVS保護
●IO−Link(COM2/COM3)またはSIOモードをサポート
■IO−Linkについて
IO−Link(IEC 61131−9)は24Vのケーブル・インターフェイスで、スマート・センサやアクチュエータが強力かつシンプルなプロトコルを使用して、最新のコンフィギュレーションやステータス、診断情報を交換することができます。詳細については、http://www.io-link.com/をご覧ください。
※参考画像は添付の関連資料を参照
Copyright: 2015 Linear Technology Corporation
■リニアテクノロジーについて
S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
http://www.linear-tech.co.jp
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