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免疫生物研究所、平成28年3月期〜平成30年3月期の中期経営計画を策定

2015-06-01

平成28年3月期〜平成30年3月期 中期経営計画


 当社は、平成30年3月期を加えた新たな中期経営計画(以下「新中期経営計画」)を下記のとおり策定致しましたのでお知らせいたします。


     記

1.今後3か年の中期経営計画
 (1)当中期経営計画提出時点における前事業年度の総括
  当社グループの主力事業が属する医薬品業界は、医療費抑制政策進展や新薬創出の承認審査の厳格化等によるジェネリック医薬品への代替促進等が進むものとみられております。
  そのような中、大手製薬企業においては、医薬品への研究開発において、さらなる選択と集中が進み有望な新規医薬品の開発力強化が期待されております。
  このような状況の下、当社グループのセグメント別での業績は、次のとおりであります。

 【診断・試薬事業】
  当事業は、当社の有する抗体作製技術により生産される研究用試薬や体外診断用医薬品を国内外のアカデミアの研究者や医薬関連企業等へ販売を行っております。
  当事業の業績は、国内の研究用試薬につきましては、タカラバイオ株式会社との独占販売契約を非独占販売契約に変更(平成26年12月19日付「タカラバイオ株式会社との販売契約の変更に関するお知らせ」を参照)し、収益性が向上しております。また、ユーザーの皆様と直接情報交換を行うことにより、販売機会が向上しております。また、海外につきましても海外担当部署の設置によりアルツハイマー病関連製品を始め、幅広い分野での製品が販売されました。
  体外診断用医薬品につきましては、動物用体外診断用医薬品である牛海綿状脳症測定キットの販売を行っており安定した収益源となりました。
  その結果、当セグメントの売上高は504,917千円、営業損失は26,594千円となりました。

 【遺伝子組換えカイコ事業】
  当事業は、医薬品、体外診断用医薬品及び動物用医薬品等の原料であるタンパク質の作製方法において、従来の微生物や動物等でのタンパク質作製方法とは異なる遺伝子組換えカイコの繭から有用なタンパク質を産出する技術を有しております。その技術は、従来のタンパク質の作製方法に比べ、安全性や安定性、さらにコスト面や動物愛護の問題等で優位性を有しております。また、従来の方法では、作製困難な「フィブリノゲン」などの複雑なタンパク質も産出に成功しております。
  当事業の業績につきましては、作製された有用なタンパク質を体外診断用医薬品及び動物医薬品原料として医薬品関連企業等への販売が増加しております。また、アステラス製薬株式会社と共同研究を実施している「ヒト型フィブリノゲン」を原料とする医薬品の開発は、平成25年12月24日締結の共同研究の結果を踏まえ、新たな共同研究を締結(平成27年3月31日付「アステラス製薬株式会社との新たな共同研究契約締結のお知らせ」を参照)し、契約一時金を受領いたしました。
  さらに、同事業では、インフルエンザワクチンの共同開発を始め、医薬品関連企業等との研究開発を進めております。
  その結果、当セグメントの売上高は、90,519千円、営業損失は44,881千円となりました。

 【検査事業】
  当事業は、脂質代謝解析技術を利用した生活習慣病領域での創薬・研究支援に加え、予防・診断支援やペットに対するコレステロールと中性脂肪の測定ができるサービスを提供しております。
  当事業の業績につきましては、近年のペットブームの影響により、ペット向けのコレステロール及び中性脂肪の測定サービスが順調に伸びております。しかし、大型受注を見込んでいた新規脂質異常症治療薬開発プロジェクトが中止となり販売額が大幅に減少いたしました。
  その結果、当セグメントの売上高は、109,977千円、営業損失は38,807千円となりました。

 【化粧品関連事業】
  当事業は、当社グループの遺伝子組換えカイコ事業において開発したネオシルク(R)−ヒト・コラーゲン(化粧品原料)及びネオシルク(R)−ヒト・コラーゲン配合化粧品を化粧品業界や消費者の皆様に広く販売するため、連結完全子会社の株式会社ネオシルク化粧品及び連結子会社の株式会社エムコスメティックスが事業を展開しております。しかしながら、当事業につきましては、連結子会社の株式会社エムコスメティックスとの関係が当社グループ全体の経営基盤の安定化につながらないと判断したため、平成27年3月31日付にて当社所有の同社全株式を第三者へ譲渡(平成27年3月27日付「連結子会社の異動(株式譲渡)および特別損失発生に関するお知らせ」を参照)致しました。
  当事業の業績につきましては、株式会社エムコスメティックスの経営不振(平成26年12月19日付「当社子会社株式の減損処理に伴う特別損失計上に関するお知らせ」及び「業績予想の修正及び役員報酬の減額に関するお知らせ」を参照)により売上高は伸び悩みました。
  また、連結完全子会社の株式会社ネオシルク化粧品においては、昨年7月より通信販売サイトを立ち上げ、ネオシルク(R)−ヒト・コラーゲン配合化粧品「フレヴァン」を直接消費者の皆様へお届けするため、広告宣伝及び販売促進活動を積極的に行っており、今期以降の販売増を目的とした広告宣伝費が増加いたしました。
  その結果、当セグメントの売上高は、25,213千円、営業損失は74,923千円となりました。
  これらの結果、売上高は729,030千円となりました。営業損益においては、共同研究先の経費負担による経費軽減や様々な経費圧縮を継続しておりましたが、各事業において研究開発や設備投資による償却負担増、化粧品関連事業の経費負担の増加により、営業損失181,517千円となり、経常損益においては、外貨建資産の期末評価替えによる為替差益(営業外収益)計上等により経常損失139,084千円となりました。当期純損益につきましては、株式会社エムコスメティックスの株式売却損(特別損失)を計上したこと等により、当期純損失158,480千円となりました。


 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照


以上



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